サーモグラフィー付きスマホS60が楽天より発売!!

楽天モバイルで新発売される機種を見ていたら、CAT S60 SMARTPHONEの名前が!!この機種登場は古いものの、非常に頑丈で現場向きです。もちろん防水防塵。水深5mで60分間動作が可能です。デザインも唯一無二の男らしい感じです。そしてFLIRのマークがあるとおり、サーモグラフィーを搭載しています。

スマートフォンとしてはミドルレンジでディスプレイも4.7インチと小型。デュアルSIM仕様だが片方はGSM専用と設計はやや古めです。

建築現場で使うにはうってつけですね。重量も223gバッテリーも3800mAhとそこそこ重量級。

このようなとんがった機種が楽天モバイルで販売されるのはいいですね。二子玉などでも取り扱いがあるようですし。価格はスーパーホーダイ長期優待ボーナス適用で69800円とやっぱり高いです。通常は89800円なので税込だと10万円というところ。ただサーモグラフィーで小型のFLIRの現行機種もそれくらいの価格なわけで、タフネスが加わったサーモグラフィーと思ってもおつりがくるな~と思えます。

約二年前の機種と考えると購入に躊躇しますが、Android6.0でメモリ3GBですし、最近は特に技術の進歩が薄い分野でもあるので、実用には問題ないかと。

過去の記事を見るとSoCが変更になったのかもしれないとか、改良されているのかもと思える節もあります。スマホということで、サーモグラフィーで撮影した画像をすぐに送付できるメリットも見逃せません。SIMフリーですし、あえてSIMを刺さないというのもアリです。楽天ということで、分割払い含め買い方も柔軟性がでていますので、サーモグラフィーが高いけど・・・と思っていた人にもお勧めです。

DOC-RC/SRC Ver9

こちらも構造システムのバージョンアップ商品です。DOC-RC/SRC Ver9です。そんなにバージョンを意識するソフトではないので、Ver9ということで逆にビックリします。2018年2月1日から7月31日までキャンペーンとなっています。2月中旬出荷予定です。利用者のほとんどは年会費ユーザーだと思うのですが、過去のバージョンを寝かしている方もバージョンアップできますし、耐震診断用プログラム利用者の会に再入会する価格もキャンペーンが適用されますので、詳しくは公式ホームページに情報が載ってからお問い合わせください。

ちなみに、主な新機能は、DOC-3次診断とほぼ同じです。高速化はもうやっていたような気がしますが。もちろん耐震診断用プログラム利用者の会の会員は無料でバージョンアップとなります。

DOC-3次診断 Ver5

はい。構造システムからのバージョンアップ商品です。DOC-3次診断 Ver5 です。RC/SRC造の3次耐震診断及び、RC/SRC/S造建物の総合耐震診断計算を行うソフトです。今回のバージョンアップで、2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準に対応しました。他にマルチスレッド処理の追加で計算を高速化したり、複数結果の比較が可能になるなど、同社製品の特徴に追いついた感じがします。

キャンペーンは2018年1月15日から7月31日まで。出荷は2月中旬を予定しているそうです。あまりユーザーが多くないソフトですが、3次診断ソフトとして貴重ですので、DOC-RC/SRCユーザーにもお勧めです。

 

HOUSE-DOCの憂鬱 CAD下図

HOUSE-DOCという木造耐震診断ソフトを使っているのだが、ずっと使っているからこそ、このソフトの良さもわかるのですが、逆に悪い部分も目についてきます。前回、ほとんど基本機能をアップせずに建防協評価更新+使えない新機能でバージョンアップしましたが、実際使い勝手をアップするちょっとした改良などが少なかったのが残念です。私の周りでももう次のバージョンはないな、と思っている人も多くて残念です。ユーザー、特にヘビーユーザーは不思議なくらいメーカーの対応などを観察しています。そして物を言わずに去って行きます。木造耐震診断ソフトというものが、S56以前の旧耐震を主な対象にしている、という特殊性があるわけですし、次回あたりのマニュアル改定では新耐震が対象になると思われる向きもあるので、あまり手をかけていられないのかもしれませんが、他社の動きを見ていると市場の動きを見ながら、次の手を打ってきています。独自の機能もいいですが、より多くの人に使って頂ける努力をしていただければ、と思います。

さて、そんな今日の憂鬱は、HOUSE-ST1でもお馴染みのCAD下図からスパンピッチと軸名の設定。非常に斬新かつ便利な機能なのですが、ヘルプの解説も足りていないし、作りっぱなしなのか?利便性のアップもされていません。CAD図面を作っていると不用意なラインも作ったりしますし、読み込みプログラムのせいなのか?不要な通り芯が後ろにずら~っとできてしまうこともあります。それらを簡単に一括削除する機能など搭載してもらえないと安心して使えません。例えばX5以降を全部消すとか、チェックボックスで任意の通り芯を消せるとか?使っていない通り芯を消すとか、そういった機能が欲しいです。またCADの読み込み画面などに、ヘルプに描いてあるようなレイヤ設定の注意書きを書くとか、もっと使いやすくするための配慮がされないと、この機能を誤解したまま使う人も多いです。HOUSE-DOCやST1に入力する前に設計者がやることは、10人10色。そのため、レイヤに何が含まれてくるか?HOUSEシリーズに読み込むためだけに作っているわけではないのです。なので、簡易な方法を示すとか、もう少し作り込むだけでなく、情報発信をしてほしいものです。

まあ、どんなソフトでもそうなんですけどね。構造系の初心者向けソフトって、各社すごい神経を使って作っていますよね。それが上級者には非常にウザくなってしまうこともあります。操作が遅くなってしまうこともあります。HOUSE-DOCって速度の軽快さと説明書を読まなくても操作できることがウリです。しかし、ユーザーのところで教えたり講習会でしゃべったりすると、意外な機能が知られていなかったりするんですよね。上級者でも・・・。DRAにあったようなワンポイントを表示するとか、いろいろ工夫の仕方はあります。せっかく良いソフトなんだから、いろんなユーザーの声を聞いて発展していってほしいものです。

新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法と耐震診断ソフト「HOUSE-DOC」での検証

新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法と耐震診断ソフト「HOUSE-DOC」での検証http://www.kozo.co.jp/topics/tpi_20170711/index.html

株式会社構造システムのホームページにアップされていますね。今年は新耐震基準の木造住宅の耐震診断についてのターニングポイントとなる年かもしれません。

先日発表された新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法により、従来「旧耐震」が主な対象であった木造住宅も、新耐震基準について診断を行っていく方向性ができました。実際、木造耐震診断を数多く行ってきたなまあず本舗でも、もはや半分以上が新耐震の診断の依頼です(助成金を伴う診断を除く)。なので遅すぎるくらいです。

このページでは木造耐震診断ソフトHOUSE-DOCでの入力方法にも言及されています。完全対応というわけではないですが、比較的簡単に対応できそうです。

HOUSE-DOC Ver4.0.0.1

Ver4になって初めてのアップデートです。約1年放置されてきただけあって、がっつり変えてきています。ソフトウェア上でアップデートできないようなので、ファイルをダウンロードしてからやる必要があります。

最大の恩恵はネット認証が自動で行われるようになったことでしょう。他のソフトはともかく、HOUSE-DOCはN値を持っている場合2つチェックして認証するのが地味に面倒でした。これでHOUSE-ST1と同様の快適な起動ができるようになりますね。

他にも細かなチューニングをして安定度を高めています。元々計算方法が変わったわけではないのに、メジャーバージョンアップしたので、それほど訂正することが残っているとは思えません。が、新機能について作って放置してある感が強いです。昨年7月に出荷開始したはずです。既に1年ですね。今回調査シートの改善は行われたものの、根本的な改善とはなっていないようです。せっかく加わったVer4の新機能に期待をかけているユーザーはいると思いますので裏切らないで欲しいな~と個人的に思います。

 

wallstat Ver3.3.8

木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstatは、中川貴文氏の開発したソフトウェア(中川氏はしろなまずと同い年)で、最近、いろいろなところで取り上げられているので有名になってきましたね。特にソフトウェアの連携が相次ぎました。木造耐震診断ソフトを始め、プレカットのシーデクセマ(CEDXM)ファイルの読み込みが可能となったりして、kizukuriの最新バージョンなどのようにCEDXMを書き出せるものであれば、入力手間が減るようになりました。アーキトレンドZEROの次期バージョンにも変換がつくようですので、一気に活用する人が増えてくると思います。しかしながら、解析ソフトなのでパラメーターなどは自分で設定しなければなりません。入れてパッと振動アニメーションができる代物ではないのです。ダウンロードして使えない・・・という人が多いのも頷けます。

開発者もその当たりは憂慮しているようで、上記連携のほかに、wallstat studioというCADライクに入力出来るソフトを開発しています。このソフトは比較的使いやすいのですが、出来ることも限られます。最近少しずつ安定してきましたが、これだけで何とかなるものではありません。ネット上に情報が少ないこともあり、意外と活用している人は少ないのかもしれません。

(クリックで拡大)柱や筋かいなどは、CADライクに入力できます。

5月に更新されたVer3.3.8はCEDXM系の修正がメインです。水平構面の自動生成機能が追加されて、パラメーターの設定が少し楽になりましたね。依然として建物の荷重などどうよ?と言われてしまうと厳しいのですが(・・・)、構造設計者ならある程度自力で解決できそうな気もします。

(クリックで拡大)熊本地震の益城町などの最新データもあって興味深いですね。

某設計事務所でも夏のイベント向けにデータを作り始めているみたいですが、実用的なデータとなると意外と時間がかかりそうです。

HOUSE-ST1の短期めり込み

新グレー本2017の発売によって短期めり込みが必須という確認機関が急増している今日この頃。連層の高倍率の耐力壁を設けると一気に短期めり込みNGで困ることが多いと思います。これはソフトの種類を問わず頭の痛い問題です。短期めり込みの検討ができないソフトはないので、検討自体は出来るのですがその対応は各社マチマチです。

kizukuriの場合は、土台プレート、合わせ柱、ほぞなど比較的柔軟に対応できます。パラメーターの変更も手軽です。欠点は入力した内容と伏図のチェックが面倒なことくらいです。

アーキトレンド構造計算は、梁、土台別途に計算の有無を指定できるほか、ほぞ、土台プレートに対応です。土台プレートの使用の有無とサイズを選べます。標準だと短期めり込みの検討を行わないようです。

HOUSE-ST1の場合、計算時に短期めりこみ検討する、しないを選択できるので非常に手軽です。ただ・・・土台プレートに未対応なのでNGの対応が、柱サイズの変更かほぞ穴程度と、少々心許ないです。

新グレー本になって、添え柱や土台プレート等の利用を前提とした記述となっているので、早々に対応して欲しいところですが、工夫すれば大丈夫です。

HOUSE-ST1の場合は、通常の計算書の後ろに、NGが出た部分を土台プレートや添え柱を使っての土台接地面積を入力してめり込みだけ検討したものを添付すればいいのです。若干面倒ですが比較的簡単に対処できます。HOUSE-ST1の利点としては、このとき柱のサイズが画面に反映されるので、土台や梁にきちんと載る検討かどうかを確認できます。kizukuriだと手軽な反面よくミスしますからね・・・

アーキトレンドの対応はもう少し簡単です。土台プレートのサイズを柱+添え柱にすればいいのです。もちろん特記は必要ですが、検討、計算は問題なく行うことができます。

個人的には、ほぼ2017に対応が終了しました。耐力壁の配置が一番面倒です。各ソフトとも柱間のチェックプログラムを入れて欲しいな~と感じます。

 

新耐震木造住宅検証法

ついに日本の木造耐震も変わる節目になったのかもしれません。

従来、木造耐震診断といえば、旧耐震(昭和56年以前)を対象としており、新耐震は安全という基本スタンスは変えずにきました。もちろん2000年以降の震災によって新耐震でも倒れる家もありました。旧耐震が危険といっても既に相当古いので建替も進んできています。今後の課題は新耐震以後、ということは誰の目から見ても明らかでした。

そこで今回の新耐震木造住宅検証法は、新耐震基準導入後の昭和56年6月から平成12年5月までに建てられた木造住宅を対象として、耐震診断よりも効率的に耐震性能を検証する方法(新耐震基準の木造住宅の耐震性能検証法。略称「新耐震木造住宅検証法」)を作成した、そうです。

ステップ1は所有者等による検証です。リーフレットの「木造住宅の耐震性能チェック」(暫定版がホームページに掲載されています)を参照に行います。ステップ2は専門家による効率的な検証もしくは専門家による耐震診断となっています。効率的な検証は所有者等による建物調査を活用し現場調査がありません。耐震診断は一般診断法や精密診断法に準拠したものを行います。なので注目は専門家による効率的な検証が何か?ということになります。

専門家による効率的な検証は、一般診断法に準じた方法とされ、壁の耐力や接合部金物仕様、壁配置、劣化状況は「所有者等による建物調査」に基づいて審査するようになっています。それでいいのか??と思ってしまうのは私だけでしょうか??

個人的には金物の有無は必ず見たいところですが、平成12年までということで、義務化前で恐らく金物は・・・という目で診断したほうがいい時期のものなのでこういう感じなのかもしれません。それ以降の建物でも金物がきちんと施工されていない建物も多く見られるわけで、国としては段階的に・・・ということなのでしょうね。

現在建防協のホームページに情報が掲載されていますので、是非ご覧くださいませ。

HOUSE-DOCの計算実行の簡略化

kizukuriなど古いソフト系から移ってくると、HOUSE-DOCやHOUSE-ST1は、まどろっこしくなります。マウス操作は便利でHOUSEシリーズの美点ではあるのですが、キーボード操作があまり考慮されておらず、悲しくなります。

TABオーダーやワンキー操作などがね。メチャクチャだったりするわけ。

使わない人はわかりませんが、例えばHOUSE-DOCの場合、ALTキーでキーボード操作できます。ATLキーを押すと画面上部のアイコンに数字やアルファベットが並びます。それを押せば実行されるわけです。このような機能を知らない人も多いのですが、知っていると便利です。しかしながらHOUSE-DOCはALTキーを押し精密診断(Dキー)を押して最終決定に進むとなんと結果表示とスパンピッチの割当が一緒(P)という初歩的なプログラムミスで結果表示ができない、といったバグが残っています。またタブ操作も同様に不思議な挙動があります。せっかく搭載しているならきちんと作ってほしいし、初心者向けということであれば、思い切って切ってしまうというのもありだと思います(私は困る)。

この機能がうまく動いていれば、マウスユーティリティーでマウスに割り当てたり、キーボードカスタマイズソフトで割り当てたりできます。エレコムのような通常のマウスでも多ボタンタイプは意外と柔軟で、上記のようなALTを使った命令実行もできたりします。私の場合第5ボタンに計算実行、第6ボタンに結果表示(先ほどのバグのせいでクイックアクセスバーに登録してから行う)を入れているので、HOUSE-DOCの計算、結果表示がスムーズに行う事が出来ます。これは非常に便利です。もちろんF5に計算を割り当てたいのですが・・・これはメーカーに期待して待ちましょう。

HOUSEシリーズも地味に機能が違ったりするので、うまくクイックアクセスバーを使って共用の設定を使えれば切り替えを最低限度に押さえることができますね。来年はこういった省力化をいろいろと紹介していこうと思っています。