フリーストラクチャー7.1に「かんたん骨組」標準添付

フリーストラクチャーに、かんたん骨組が標準添付されました。既存ユーザー(7.1)は、プログラムの更新を使ってインストールできます。

iOS版、Android版はすでに出ていて、フリーストラクチャーに転送できましたが、PC版で一体になったことでより使いやすくなったかと。フリーストラクチャーは鉄骨専門のイメージがありますが、木造の断面検定もついているので木質をやる方も、購入を検討してみてもいいかもしれません。木造で任意形状というと構造システムのFAP-3が有名ですが、比較的高価ですし、断面算定はMED-3が必要でお金が結構かかってしまうのが難点でした。その点フリーストラクチャーは、木造と鉄骨造の断面算定がついているうえ、平面骨組と立体骨組だけでなく、建築構造に特化した建築骨組、有限要素法による平面板、かんたん骨組と便利なツールが揃っていて、価格も10万円程度と手頃なのが嬉しいです。

平面の任意形状は意外と使用範囲が広いので1つ使いこなせるといいですね。

CL2016 CLTの構造計算ソフト登場

近年はすっかり木造に強い構造計算ソフトメーカーのイメージが定着した東京デンコーより、CLTのルート1に対応したCLT2016が新発売になります。価格は本体30万円(税抜)。他にオプションの基礎のプログラムがあります。また年間メンテナンス料は3万円(税抜)です。

ルート1対応ということで、出来ることは限られていますが、計算内容は独立耐震壁モデルを採用し汎用性の高いものとなっております。スパンは100×100で、3階建てまで対応です。単純なグループホームなどで威力を発揮しそうです。物足りないと思うのですが、今後拡張していってくれるのであれば、非常に楽しみなソフトとなります。

ホームページでは限定的な情報しか掲載されていません。キャンペーン価格も適用があるみたいですが、非常に期間が短いので詳しくはメーカーにお問い合わせください。

告示1100号の変更のソフト対応

なんでもソフトに頼ろうというのも問題ですが、告示が出たのに情報提供すらしないメーカーが多いのもビックリします。またその対応も・・・

KIZUKURIの場合、倍率で入れるので、情報さえあれば倍率直接入力です。まあKIZUKURIユーザーは慣れているでしょう。

問題は材料を指定して入力するソフト。未だ対応がない、対応方法の説明がないソフトもあります(涙)。

情報をHPで公開しているところは良いかと。構造システムなどが該当しますが、構造システムの場合2ヶ月後ですからね・・・正直評価はできないでしょう。特に年会費を取っているHOUSE-4号は絶好のアピールのはず・・・なのに2ヶ月たって、ようやく追加の仕方を解説しているだけですから・・・本来はさっさと告示の壁を登録すべきだと思うのですが(汗)。ちなみにHOUSE-ST1(こっちは年会費制ではない)も倍率指定でやってね、ということだそうです。まあ何かのアップデートの際にまとめてやってくれると思いますので期待して待っていましょう♪WOOD-STは・・・そもそも壁倍率ないので対応の必要はないかと。対応したら逆に怖い・・・。

まあ、何もしていないメーカーもあるわけですが、告示などの変更はアピールする絶好な機会なわけで・・・どのメーカーもなんだかな~と感じてしまいます。

WOOD-ST Ver1.0.0.4

秋口に大幅アップデートするので、それまではあまりアップデートがないかな??と思っていたWOOD-ST1ですが、意外とこまめにアップデートしています。これは使っているユーザーが多くなっている、実務で使っていて気がつくことが多い、証拠でしょうか??ともあれ、ショップ側から見てもユーザーが増えてきていることは実感できます。実際、私が触ってみたASTIMやSEINと比較してもとっつきやすいですし、操作しやすいのは間違いありません。

大スパンのトラスを設計出来る場合、今まで鉄骨造の領域と思われたものも木造でできるようになります。WOOD-STの場合、単体でトラスの計算ができないのは残念です。HOUSE-ST1から転送できるとか何か配慮して貰えればかなり楽に設計できると思うのですが。私の場合、FAP-3&MED-3で計算したものを単純梁に置き換えて計算していますが、HOUSE-ST1のような方式のほうが楽ですね。できる形は限られますが最初は無難な形のほうが安心でしょう。

中大規模木造の講習や出版物も増えつつあります。どれくらいのものをやりたいか?は人それぞれで、学ぶべき技術もバラバラです。欲張らずに自分ができるものから身につけていくスタンスでやらないと、何もできないまま知識だけ増えていく・・・なんてこともありますのでご注意を。

構造屋さんも分類がある

一般の人、そして建築に携わる人から見ると構造屋さんって理解されにくい職種ではあるのですが、分類というかタイプがあるのはあまり知られていません。

構造っていっても、鉄筋コンクリート造(これはだいたい誰でもできる)が基本ですが、その他は得意不得意、できるできないは結構顕著です。例えば壁式鉄筋コンクリートができないとか(もしくは壁式鉄筋コンクリートだけできるとか)はありますし、鉄骨造はできない、木造は駄目、ツーバイフォーは駄目、擁壁は駄目、地下室苦手・・・とか色々です。近年はRC造の耐震診断に特化した方もいて(高齢者に多い)、新築自体を受注しない方もいます。また規模の問題もあり、狭小が得意とか、大規模が苦手とか、細かな部材計算は苦手とか、細かいものは大好きとか。

構造計算はメーカーの販売しているソフトでやっている、と思っている方が多いと思います。もちろんメインはそうかもしれませんが、それだけで済むことはほとんどありません。逆にソフトウェアを持っていないのでできない構造もあります。そんなわけで、構造屋さんいろいろあります。1人でできることは限られています。医者が内科と外科・・・とかの大まかな分類の他にもいろいろあるのと似ています。

ちなみに私は鉄骨造まったくだめです。これは先代と同僚が鉄骨造のスペシャリストだったため、私がやる必要性がまったくなかったからです。瞬間で仮定断面を出してくれて、簡単にモデル化してくれる便利な人が身近にいたらチャレンジしようとは思いません。そんなわけで彼らが苦手なツーバイフォーとか、変な耐震診断とか、変な木造とか・・・マニアックな部分に進んでいったわけで・・・(大汗)。

そんなわけで、近くの構造屋さんにそういった得意不得意を聞いてみてはいかがでしょうか??

WOOD-STに向く建物

 

Ver1.5がアナウンスされましたが、構造技術者たちの反応は概ね好意的です。買うか?買わないか?悩んでいる人も多いかと思います。
Ver1.5は既存ユーザーは無料でアップグレードできるので、Ver1.5を買うことを決意している人は今のうちに購入しておいたほうがいいと思います。実際の計算機能はあまり変わりませんし、使い勝手に癖のあるソフトですから慣れておいたほうがいいと思います。
さて、数棟解析してみましたが、グレー本準拠の計算ソフトと向き不向きが結構異なります。通常の住宅などはやっぱりHOUSE-ST1などのグレー本準拠のソフトのほうが良いです。完成度も高く、入力したらある程度の計算書が作れる手軽さはかないません。標準で金物図も作れませんし金物指定も解析ソフトならではの部分があります。
WOOD-STを買いたい人の中には方杖を使いたい人が多いと思います。ただし方杖は耐力が低いので、三層などで効率的に耐力として使えるか?というと疑問が残ります。逆に平屋の倉庫や駐車場などでは威力を発揮するkとがあります。凝った木造住宅で壁を無くすために方杖を使う・・・という用途では耐力不足で役に立たないケースも多いので注意が必要です。

スキップフロアと吹き抜けがある程度大きな建物は威力を発揮します。これは歴然です。もちろん解析NGの場合もありますが、グレー本の比ではありません。解析系の強みですね。検査機関にスキップフロアNGと言われて悔しい思いをしている人にはお勧めです。狭小系で角にユニットバスを持ってきて・・・というときも有効です。グレー本ベースの計算ソフトでもスキップフロアを可としているものがありますが、厳しい制約がついて回るので実用的でない場合が多いです。

個人的に同一方向は同様の耐力要素を使いたいので、開口部が多いX方向はブレース・方杖系で、開口部が少ないY方向は構造用合板で、という設計が多いです。柱も長方形を使うことが多いので、初期の段階の構造計画できちんとその当たりを考えておかないと、行き詰まることが多いです。計画段階がより重要になってきます。

木ブレースは、K型が使えるのが強みです。内部中心付近で使うと耐力壁が一気に減ります。外周部はうまく方杖系を使って・・・と工夫すると開放的な間取りが実現できます(ある程度適用できる形を作っておくのが鍵)。壁量で計算するグレー本系と異なり、あと壁何枚で・・・というのがわかりにくいのが難点ですが、グレー本系だって初心者はどれくらい必要か?などはわからなかったはず(そんな時代が懐かしい・・・)。慣れ次第だと思います。私はまだ慣れていないので、壁量換算でどれくらいか?という目分量を考えてから設計します。それでもだいたい当たりますが、やはり勝手が違います。

ただでさえお勧めですが、基礎の計算、面材耐力壁入力の効率化などで更に便利になったVer1.5が出る前に購入しておき、すぐに実戦で使えるように準備しておきましょう。

KIZUKURI Ver7.7発表

木造構造計算ソフトの老舗KIZUKURIが久々にアップデート。Ver7.7という非常に縁起の良いバージョンとなります。6月4日リリース予定です。

ようやく階高が高い建物の筋かい低減が搭載されます。また不評だった偏心率計算方法にも手が入れられます。

個人的に、水平構面応力図の画面表示機能が嬉しいです。KIZUKURIは画面上でいろいろな情報が確認できるので解析しながら・・・という作業は本当に楽なのですが、水平構面の応力図がないことが残念でした。これで作業がまたやりやすくなりますね。

時代に合わせて青本の機能削除が行われるようです。もう使う人いないと思うのですが、古い計算書の再現などで使う事があるので、再現機能として置いておいて欲しかったなと思います。

思ったより堅実にパワーアップしているようですね。KIZUKURI今後も期待です。

WOOD-ST Ver1.5仕様公開

本日、木造構造計算ソフトのWOOD-STのVer1.5の公開予定とその内容が発表になりました。既存ユーザーは無料アップデートです。もっともこのような進化過程のソフトは年会費制のほうがしっくりくると思いますね。HOUSE-4号みたいにアップデートもしないのに年会費制だったりするソフトもあるので、??ですが。そのうち年会費になるのでしょうか??

さて、その内容は発売時に積み残したものと、ユーザーからの要望をかなり反映してくれています。構造システムも以前とかなり変わってきていますね。非常に実務よりの内容になっております。HOUSE-ST1HOUSE-DOCもこのような方向性になってくれればいいのですが・・・。

まず、基礎の計算を搭載するようです。スラブはBUS-基礎構造??となっていますが、そんなに面倒な話なのでしょうか??地中梁の計算が一体になったので、かなりスピーディーに計算書を作成できそうです。

4階建て以上への対応も面白い方法で対応しています。まあ確認機関が??というのはこの手のソフトの仕方がない部分ですが、そもそもがアレなので、設計者次第ということになりそうです。

うれしいのが、面材壁のせん断剛性や耐力設定が簡単にできるようなったこと。そして壁通しも可能になり、入力手間が著しく減ります。私はこの機能が搭載されただけで、十分です(嬉し涙)。

BUS-6やWALL-1へ転送できるようになり、HOUSE-ST1と同様に連携が楽になりました。まだまだ細かい部分ではHOUSE-ST1に追いついていない部分もありますが、これでかなり近づいたといえます。またFAP-3に転送できます。個人的には強く要望していた機能なので、さっそく対応してくれた嬉しい限りです。たぶん他の方も要望してくれていたんだな、と思います。

肝心のアップデートは、2018年秋とかなりざっくりです(・・・)。初秋ならうれしいな~とか、できた部分から搭載してくれると・・・とか贅沢なことはいわず静かに待っております!!

SEIN La CREA の木造Premiumパワーアップ

昨年発売された、木造構造計算できるSEIN La CREAのオプションがこの春進化しています。予告ですがもうすぐアップ版がリリースされるようです。私ももちろん通常のSEINの部分にも改良が加えられています。昨秋は使いにくいな~という部分を補完するような動きが多かった(Viewerとか)ですが、出力や表示などどんどん手を入れていってるようですね。昔SEINが使いにくい、というイメージを持っていた方、もう一度試してみるといいと思います。個人的にはまだRCではそれほど使いたいな~(SSとかBUSとかBuild.一貫とかお勧め)とは思いませんが、鉄骨造はすごいいいな~、木造も良い感じ、という感想です。もっとも自分には重すぎるシステムなので、S・RC一貫は他社に乗り換えようかな~なんて考えて見たりもします。案件が少ないので今のところ・・・ですが・・・。

フリーウイング羽子板セット

4月に発売された「フリーウイング羽子板セット」は変形住宅が増えている木造において、便利に使えそうな金物です。

斜め梁の90度~163度、登り梁の0度~60度まで角度を自由に変えられます。もちろん第三者機関で耐力を確認していますので安心して使えます。価格は1200円と高いですが、狭小住宅などでの利用や一部分だけの利用が想定されるため、それほど影響がないかと。

登り梁など結構適当に接合している例もあるので、そういった場合に利用すればいいかと。ビスどめなのでリフォームなんかでも便利に使えそうです。