佐渡汽船、寺泊ー赤泊航路撤退で住民説明会

佐渡に行ってきました。昨年の10月以来ですが、夏の佐渡はやっぱりいいものです。しかしこの島にも様々な問題があるようです。
先月、佐渡汽船が佐渡と新潟を結ぶ3航路のうち、真ん中の寺泊-赤泊航路の撤退方針を発表し、県と佐渡市、長岡市に説明しました。

現在のこの航路の問題は、そもそも一回も黒字化していないうえ、経費節減のため2005年にカーフェリーから高速船あいびすに切り替えたことです。
そのこと自体悪いことではないのですが、そもそも荒海の日本海を渡るには役不足で、多少の改造を施したものの、荒天での欠航率が高すぎて地元の足としても、観光としても使いにくいのが現状です。そのため更に乗客数減少しています。私が赤泊港にいったときも乗客は少なめでしたね・・・。

この航路は新潟側、佐渡側とも交通の便が不便であることが問題視されています。佐渡側はさしたる観光名所もない赤泊で、しかも観光地や他の街にも遠く、バスの便も不便・・・です。寺泊側もJRの駅からも遠いうえ、その駅も大きな駅で無いため電車で行くのも難しいです。幸い北陸道からのアクセスは悪くないのですが、その時間プラスアルファで新潟港につけてしまうので、時間的なメリットは少ないのです。

しかしメリットも多いです。寺泊自体が観光名所です。そもそも大都市で観光という感じではない新潟港や、春日山城などの名所もあるものの観光地というイメージが少ない直江津に比べれば、はるかに楽しめます。温泉・宿もありますし、何よりも魚の市場通りは新鮮な魚を購入できるだけでなく、味わえることから根強い人気もあります。もちろん弥彦山や弥彦神社という名所もそれほど遠くはありません。

何よりのメリットは高速船が稼働すれば、約1時間で佐渡に到着すること!!これは新潟のジェットフォイルとほぼ同じです。もちろんジェットフォイルのほうが速いのですが、寺泊-赤泊のほうが遙かに距離が近く、3ルート中最短ということもあります。距離が短いので乗船料も安いです。往復でもジェットフォイル片道と変わらないコストパフォーマンスです。日帰りも可能です。

船の欠航は天候なので仕方がないのですが、この航路の欠航数は尋常じゃないです。少し不便でも新潟周りで行こうと思ってしまう地元の人も多いと思います。現代の人は揺れにも本当に弱いので、この航路は揺れが少なく欠航が少ない船を導入していかないと、どうにもならないのでは?と感じます。

そもそも日本海は揺れるの当たりまえですし、観光客自体の大幅増や、地元の人たちが本当に船を使って行き来が増える見込みも少ないわけですから、対策は本当に難しいのだと思います。それでも佐渡を愛するものとして、この航路を存続して欲しいと切に願っています。

WOOD-STの主な仕様

 一部で話題になっていました木造構造計算ソフトWOOD-ST(構造システム)の概要がわかりましたのでお知らせします。準拠基準は、グレー本系ではなく、木質構造設計規準、混構造手引、2015構造関係技術基準解説書です。その点では普通の住宅を主眼に置いているのでは無く、ちょっと複雑な形状の建物を想定しているようです。HOUSE-ST1が住宅系、WOOD-STは非住宅なのかな~と思ったらそうでもない。なかなか説明が難しいソフトのようです。

 恐らく、壁倍率を使って計算する46条から青本、グレー本と壁量計算系の考え方で設計するのがHOUSE-ST1であり、応力解析(壁床は主に等価ブレース置換)による自由度の高い考え方で設計するのがWOOD-STなのでしょう。事実パンフレットには施行令46条第2項第一号によりルート2までの3階建て以下の木造建築物を対象にしていると明記しています。というわけで壁量計算除外ルートであり、壁量計算はできないものとみたほうがいいでしょう。もっともHOUSE-ST1のデータはインポートできるみたい(どうやってやるのかは謎!たぶん柱・梁の形状のみ??)なので、両方もっていれば併用も可能かと。某ショップでは既にセット商品を企画しているとか、いないとか・・・。

 同じようなコンセプトのソフトとして、アークデータ研究所のASTIMがあります。非常に柔軟な自由な形状の解析を目指したソフトです。あそこまでの自由度はありません。HOUSE-ST1の操作性能良さをうまく採り入れ、ルート2までの木造3階建て木造建築物の構造計算を行おうというもののようです。確かにASTIM・ASCAL挫折組の話は聞きますからね・・・。それに構造システムには任意形状の解析を行えるFAP-3とその断面計算のMED-3を組み合わせれば同様のことは実現できますので、あえて任意形状にはこだわらなかったのかもしれません。

 注目の金物構法ですが、登録済みの金物は、カネシンのプレセッターSUとタツミのTEC-ONE P3のようです。当然、木ブレースや鉄筋ブレースなども解析できるようですので、高倍率の木ブレースなども使えると思います。金物の性能を管理するシステムは、構造システムのBUSやFAPなどでもお馴染みのk-DBなので、同社のユーザーはとっつきやすいかもしれません。方杖やK形ブレースなど建物に応じて柔軟に設計できそうです。

面白いのは、スキップフロアに対応したこと。壁倍率に寄らず解析します。中間階を配置することでスキップフロアのある建物を入力出来るのでモデル化も手軽です。ASTIMほど柔軟ではありませんが、よくある木造構造計算ソフトのスキップフロア対応のような中途半端な仕様(詳しくはユーザーやメーカーに聞いてみてください♪)ではなく、一般ユーザーが想定しているようなスキップフロアを実現できそうです。

大規模系なのかな~と思ったら平面グリッドはHOUSE-ST1などと同様で、グリッド配置です。最大150グリッドなので、特別大きな建物を想定しているわけではなさそうですが、必要十分そうです。

FAP-3との違いは任意形状ではない点、断面計算機能も内蔵している点でしょう。FAP3に断面計算ソフトMED3を一緒に買うより安いです(私のようにFAPMEDもっている人はどうすれば良いんでしょう汗)。手軽な反面、きちんとした構造の知識なしで使うと、エラー要素の意味がわからないだけでなく危険な建物を設計しそうです。応力図は見やすそうなので、良かったです。構造計算書はどうなのか?期待ですね。

現時点では基礎に対応していないこと、屋根は解析モデルに考慮されない(荷重伝達はできる)ことなど、確認検査機関の対応で突っ込みがありそうな気がしないでもないですが、任意形状を使いこなす自信がなく、一貫機能を持った任意形状も・・・という人にはわかりやすいシステムで支持を得られると思います。価格的にはHOUSE-ST1より高い価格設定ですが、高価な木造一貫計算ソフト程度の金額になりそうな見込み。定評のあるHOUSE-ST1のユーザーインターフェイスを使っていることもプラス材料であり、非常に楽しみですね。

もちろん新製品ですので足りないところはあると思います(断言)。果たしてルート2、46条2項ルートというニッチな部分にどれだけ設計者が注視するのかも注目です。先行するASTIMはルート3対応が噂されていますし、STRDESIGNなどの既存の木造住宅構造計算ソフトもグレー本対応ながら設計できる形状は進化してきています。これから木造構造計算ソフトを購入しようとする人は益々悩まされることになりそうです。

某本舗の次世代の木造計算ソフト導入は、ASTIMに決まりそうでしたが、WOOD-STも有力な対抗馬になりそうです。ASTIMにしろWOOD-STにしろ、応力解析ができなければ利用できませんし、自信が無い方は今から勉強しておくことをお勧めしておきます。

なまあず日記の検索ワードで多い「方杖」「壁倍率」

意外にもトップ検索ワードは「方杖」です。対のワードは、「壁倍率」なので、木造の方杖で壁倍率を取りたい場合に検索している人が「まだ」多いようです。

方杖の強度を方杖自体で取っている・・・と思っている人が多いですが、実際は柱がある程度強くないともちません。なので105角で方杖に頼ってしまうと柱側が先に折れる結果になってしまいます。方杖取り付けにもボルトやビスなどで欠損も出てきますので計算値通りの設計って意外と難しそうです。もっとも一定の型はありますので、特異なことをしなければ問題ないと思いますが。

個人的に方杖を採用する場合は、金物構法などの性能がきちんと明記されているもので、方杖に利用できるものを採用します。例えばテックワンP3プラスのように、元々方杖での利用も考え、事例を書いているものです。ちなみにテックワンP3プラスのマニュアルには方杖フレームの計算例が書いてありました(最近のものに載っているかは知りません)。欠損も少なく取り付けて出荷してくれるので施工も手軽ですし安全性も高いです。金物が特殊なぶん、コストアップになりそうなのがネックです。

もっとも方杖を使うシーンは耐震補強が多いので柱自体をアラミド(お勧め!)で補強・補修したり、柱を二重に重ねたりして元の柱をできるだけ痛めないようにしています。新築の場合は面材で耐力を取っているので、方杖を倍率加算するためには使いません。隅柱などで弱そうな場合は耐震補強に準じて補強を行い倍率加算はしません。

倍率加算を考えるなら、似たような挙動の方杖の数を集めて同方向のみ使う、というのはアリだと思います。Y方向は面材で、X方向中央部は面材、外周部は方杖といった組み合わせです。もちろん全部方杖というのもいいと思いますが平屋のように必要耐力が低いものが対象になりそうです。

秋に発売になる、WOOD-STという木造構造計算ソフトは壁倍率によらずルート2で計算するソフトです。スキップフロア対応も目玉ですが、壁倍率によらないので、方杖も利用できます。詳細はまだ発表されていませんが、HOUSE-ST1のように簡単なユーザーインターフェイスで利用しやすいものになっているようです。使いこなすと面白い建物が設計できそうで非常に楽しみです。

HOUSE-DOCの憂鬱 CAD下図

HOUSE-DOCという木造耐震診断ソフトを使っているのだが、ずっと使っているからこそ、このソフトの良さもわかるのですが、逆に悪い部分も目についてきます。前回、ほとんど基本機能をアップせずに建防協評価更新+使えない新機能でバージョンアップしましたが、実際使い勝手をアップするちょっとした改良などが少なかったのが残念です。私の周りでももう次のバージョンはないな、と思っている人も多くて残念です。ユーザー、特にヘビーユーザーは不思議なくらいメーカーの対応などを観察しています。そして物を言わずに去って行きます。木造耐震診断ソフトというものが、S56以前の旧耐震を主な対象にしている、という特殊性があるわけですし、次回あたりのマニュアル改定では新耐震が対象になると思われる向きもあるので、あまり手をかけていられないのかもしれませんが、他社の動きを見ていると市場の動きを見ながら、次の手を打ってきています。独自の機能もいいですが、より多くの人に使って頂ける努力をしていただければ、と思います。

さて、そんな今日の憂鬱は、HOUSE-ST1でもお馴染みのCAD下図からスパンピッチと軸名の設定。非常に斬新かつ便利な機能なのですが、ヘルプの解説も足りていないし、作りっぱなしなのか?利便性のアップもされていません。CAD図面を作っていると不用意なラインも作ったりしますし、読み込みプログラムのせいなのか?不要な通り芯が後ろにずら~っとできてしまうこともあります。それらを簡単に一括削除する機能など搭載してもらえないと安心して使えません。例えばX5以降を全部消すとか、チェックボックスで任意の通り芯を消せるとか?使っていない通り芯を消すとか、そういった機能が欲しいです。またCADの読み込み画面などに、ヘルプに描いてあるようなレイヤ設定の注意書きを書くとか、もっと使いやすくするための配慮がされないと、この機能を誤解したまま使う人も多いです。HOUSE-DOCやST1に入力する前に設計者がやることは、10人10色。そのため、レイヤに何が含まれてくるか?HOUSEシリーズに読み込むためだけに作っているわけではないのです。なので、簡易な方法を示すとか、もう少し作り込むだけでなく、情報発信をしてほしいものです。

まあ、どんなソフトでもそうなんですけどね。構造系の初心者向けソフトって、各社すごい神経を使って作っていますよね。それが上級者には非常にウザくなってしまうこともあります。操作が遅くなってしまうこともあります。HOUSE-DOCって速度の軽快さと説明書を読まなくても操作できることがウリです。しかし、ユーザーのところで教えたり講習会でしゃべったりすると、意外な機能が知られていなかったりするんですよね。上級者でも・・・。DRAにあったようなワンポイントを表示するとか、いろいろ工夫の仕方はあります。せっかく良いソフトなんだから、いろんなユーザーの声を聞いて発展していってほしいものです。

3DアーキデザイナーのCDEXM出力はwallstatで使えるか?

最近、建築CAD、木構造系ソフトで、wallstat(木造住宅倒壊解析ソフトウェア)への変換機能を搭載するものが増えています。アーキトレンドはCDEXM変換を改良し簡単に変換できるようになりましたし、kizukuriの最新バージョンもCDEXMに対応しました。他にも、STRDESIGNも秋の新バージョンに対応しました。他社の構造計算ソフトでもCEDXMを経由せずに連携できるものも出てきています。

基本的には、プレカットのCDEXMを使って変換するのが通常になりつつあります。直接連携のほうが良く見えます。入力データがきちんと変換されるなら、操作がまだまだ難しいwallstatで編集しなくても振動アニメーションを作れる手軽さは魅力的です。しかしながら今後のwallstatの機能変更、機能向上にきちんとついていけるか?継続して開発してくれるか?という部分と、全機能にきちんと対応してくれるかという部分に不安が残ります。その点CDEXMは汎用性の高いものであり、少なくともwallstatの開発が続く限りは安心です。もっとも変換しただけでアニメが作れないので手間は増えます。

さて、3Dアーキデザイナーで変換するCDEXMで、wallstatに・・・というのは仕様上無理なのは知っていますが、一応いろいろ実験してみました。

このように壁倍率も入れておきます。そしてCEDXMに変換してから、wallstatに読み込ませます。

まず柱がないので、柱データは転送できません。もちろん梁も。耐力壁は簡易な壁量計算機能のものが転送できるかも?と思いましたが、これも無理でした。まあ当たり前と言えば当たり前です。つまり転送する意味がないということです。3Dアーキデザイナーでもしかしたらwallstatで・・・というのは今のところ考えないほうがいいでしょう。

今のところ、このCEDXMの使い道が私には思い付かない。何か計画があるのでしょう。もっともwallstatに対応したいだけなら、とりあえず計算はできなくても柱入力、梁入力、耐力壁入力の機能を搭載すれば、なんとかなると思います。まあ、3Dマイホームデザイナーも含めたデザイナーシリーズで、そこまで求める人がいるかは疑問ですが・・・。

GLOOBE2018発表

福井コンピュータアーキテクト株式会社の国産BIMのGLOOBEの最新バージョンが発表になりました。GLOOBE2018です。

FMへ大きな舵を切ったその方向性はこのバージョンでも同様で、GLOOBE Model Viewerという手軽なビューアの導入(ビューア自体は無料!)により施主や維持管理業者は手軽に建物を確認できるわけです。もっともBIM上の出力には年会費制のオプションが必要で、そのあたりも福井は抜かりがない。同様に最近流行のVRを実現するGLOOBE VR Ver2.0もリリース。年額42万円という高額で普通の設計事務所には縁がないものの、将来への活用が見えてきています。

さて、単体の魅力もアップしています。まずプレカットCADデータの読み込みが可能になりました。CDEXM形式なので汎用性もあります。意匠設計と合わせて利用・保存すれば、竣工レベルのデータとして将来にわたって活用できます。これは非常に良いことで、設計後のプレカットの変更を簡単に反映でき、リフォームなどにも活用できるでしょう。もちろん木造対応がより充実することが予感できる機能搭載であり、今後の木造展開にも期待できます。もっともアーキトレンドとの棲み分けを考えなくてはならない時期が福井にも、そろそろ来るのかもしれません。

個人的にIFC読み込みの拡張には期待したいところです。フォトモンタージュを搭載したこと、モデル内で繰り返し使う要素をモジュール化できること、デザイン比較機能が搭載されたことなど、BIMとしての機能アップと言うより、あらたな用途を考えたくなるような機能を搭載したバージョンといえます。

最近のARCHICADやREVITの動きを見ると、GLOOBEの独自性がガラパゴスにならないか、ちょっとだけ心配です。個人的に大不満な動作のもっさり感、他メーカーソフトの連携の改善、などまだまだ課題もあると思います。が、基本機能の充実、普及に対する姿勢、価格のお値頃感、オプションプログラムの充実、などシェア拡大の可能性は秘めているといえます。とっつきにくさは、BIM共通ですが、講習会とかの手段以外で効率的に学べるシステムがあれば、一気に・・・と思うのは私だけでしょうか???

 

STRDESIGN Ver17

ついに発表になりましたね。ユーザーだけでしょうか??当然キャンペーンも実施しています。出荷は9月下旬を予定しているそうです。

いうまでもなく「木造軸組工法住宅の許容応力度設計2017年版」に対応した新バージョンとなります。あとの目玉は、木造住宅倒壊解析ソフトウェアwallstat連携です。

そして大型版の場合、PWA平行弦トラスに対応しました。結構要望が多かった機能だけに注目が集まります。グリッド数の指定も可能ですし、使いやすそうです。平行弦トラスは小さめの物件でも使いたい人が多いので、オプションで対応してほしいところです。

新グレー本2017で注目を集めた水平構面の単位長さ当たりの許容せん断耐力の上限は、最大値13.72kN/mを超える場合は最大値で検討されます。このことを知らずに新グレー本2017で運用している人をたまに見かけますが、嬉しい機能です。当たり前のように筋かいや面材耐力壁の長さ比チェックをしてくれます。ついうっかりが防げて良いですね。

バージョンアップは若干高いな~と感じる価格です。逆に長年バージョンアップをしていなかったユーザーや、サポート未加入のユーザーには配慮のある価格設定となっています。昔のバージョンをそのまま、の人はそろそろバージョンアップしてみると、新しい機能で感激するかもしれませんね。

i-ARMの強力な法規チェック機能

I-ARMをモデリングソフトやBIMと考えることは間違いなのかもしれません。現状、モデリングでは遠く他社に及ばないし、BIM的に使うには編集機能も各要素も足りずにがっかりするかもしれません。

しかし解析や法規チェックに関しては、CADやBIMどころか、専門ソフトに劣らない機能を搭載し始めました。敷地や用途地域など指定すれば、斜線検討、建ぺい率・容積率のチェックは非常に簡単に行えます。海外BIMでは考えられない事です。

特に建築可能空間を自動で算出するための機能として、逆斜線、逆天空率、逆日影計算を搭載しています。この機能を搭載しているソフト自体少ないのではないでしょうか?恐らく建築ピボットは、遠からずLAB-SSとの統合を考えているはずです。今のところLAB-SSのうち、よく使う機能をあえて搭載していない感じはしますので断言はできませんが。もし天空率や日影計算ができれば、LAB-SSは不要かもしれない、と思うユーザーも出てくるはずです。

そして検討だけならI-ARMで日影シミュレーションもできますし、採光のシミュレーションもできます。もちろんLAB-SSと組み合わせれば、全ての検討をできるのはいうまでもありません。もっとも両方買う!!!というのは非現実なので、どちらか片方に集約してほしいものです。

他の法規チェック機能としては、防火防煙区画算定、LVS算定です。元々同種の機能を持っているソフトを持っている会社なので安心です。

今のところ、検討系を多く搭載して、実際の資料作成は別ソフト、と考えている節もあります。各機能の実装が極めて中途半端なのは、あえて検討くらいにとどめ、計画段階での制限を知り、建物の性能を知り、設計に活かす・・・ように考えているからかもしれません。

もっとも現代では、BIMで一貫的に管理していくことを目指している段階で、あえて計画段階に特化したソフトが売れるか?は疑問です。果たして発売から年月が経って、私の感覚を凌駕するソフトになっているか?確認してみたいと思います。

i-ARM Ver1.0.2.2

I-ARMもアップデートされています。未だユーザーを見たことがないのですが、大丈夫なんでしょうか??とはいえ、着実に成長しています。今度特集で現時点でのI-ARMをレビューしますので、期待してお待ちください。

今回のアップで、ウォークスルーコマンドの追加実装が行われています。編集系のコマンドの使い勝手を向上させています。またチュートリアルマニュアルが更新されたようです。機能も大分増え、初期のマニュアルではカバーできないからでしょう。

軽快な動作と、使い勝手の良さを両立させた3次元CAD・BIMは需要があると思うのですが、イマイチアピールできていないように感じます。また使って見ると、ここが足りないんだよな~という要素が散見され、残念感が・・・というのも事実です。それでも日本の法規に対応し計画性との親和性も高いので、そろそろバージョン2として再スタートを切った方がいいかな、と思います。

HOUSE-ST1 Ver7.0.0.8

HOUSE-ST1が更新されています。なんとネット認証がまた更新されています。恐らく構造システムの認証変更はHOUSE-ST1から始めているので、これが主流になるのでしょうか?ちなみに、大きくは変わっていません。

あとは軽微なバグフィックスと、とある画面の高速化(・・・)。

既にVer7.5が10月、と発表されているので待ち遠しいです。Ver7.5は、新グレー本2017に対応したバージョンで、Ver7ユーザーは無料アップデートで対応できます。Ver6までのユーザーも今のうちにバージョンアップしておきましょう。