HOUSE-ST1の梁の検討でZとIとAを考える

KIZUKURIだと、梁の断面を計算するときに、Z(断面係数)とI(断面二次モーメント)とA(断面積)の低減は初期設定で一括に設定されます。これは便利な反面、細かな計算が不可能です。算定梁の項目で切り欠きを指定することができますが、各項目ごとに細かくコントロールすることは難しいです。まあそこまで細かく考えなくてもよいケースが多いのですが、普通の設計じゃないものは、ここが重要だったりします。特に計算値に近い断面で設計している場合は深刻です。私のところでは断面が十分に余裕がある設計を求められているので、ほとんど重要じゃないのですが(むしろ大きい??)。

HOUSE-ST1の場合、梁の入力段階でZ、A、Iをパーセントで指定できます。なんだかkizukuriに似ていますが・・・本来ならグレー本に書いてあるような書式のほうが設定しやすいと思います(アーキトレンドZはグレー本っぽい設定画面です)

これなら、細かくコントロールできます。もっとも一本一本やるのは難しいので、各梁グループごとに参照コマンドを駆使しながら入力していくという工夫は必要です。大断面どうしの木組みが多い場合はかなり有効です。もっとも私も上図のようにほとんどを0.7ずつにデフォしていて、それを外れるシーンのみ、一貫計算終了後に調整してエラーが出たら断面を増やす・・・という感じですが(汗)。HOUSE-ST1にはOKとする検定比という項目が断面計算条件の一番下に用意されており、これを調整することによって、あとでエラーがでることを未然に防いでいます。完全ではないですが、最後にあまり断面を調整したくないので・・・。

できればアーキトレンド構造計算レベルに最低でもやっていただけると助かるのですが、これはこれで初期設定でよいのかとか、計算値を信じすぎてはまるケースもあるので、何が良いのか一概には言えません・・・。不安な場合はいちいち計算してみて、その経験則をエクセルかなんかにまとめて、ミスなく、過大過小を防ぐ・・・というのが今のところの私の考えです・・・。