BS耐力壁検定ツール(ベースセッター)

メーカーから公開されたベースセッター用の計算ツールBS耐力壁検定ツールを使ってみました。

はっきり言ってダウンロードしてすぐ使える、と思っていると大変なので先にダウンロードして一回使って見てください。私も二時間ほどかかってしまいました。

KIZUKURIとHOUSE-ST1で同じサンプルデータを使ってやってみました。このツールが何をやっているか?わからない人はかなり戸惑うはずです。ソフトによって用語も違いますし、数値が出てくるページも違います。

建物角で、HOUSE-ST1で入力したところ。壁倍率の上限の設定に注意してください。事実上制限がないJISモードにするとC0が0.25になるので注意です。また隅角で使う場合は直行方向の耐力壁の柱と兼用できないので、もう一本柱を入れて耐力壁を切る必要があります。HOUSE-ST1は見えにくいので、柱を非表示にして確認します。

KIZUKURIでは見やすいですね。こちらも基本設定で壁倍率の上限を15程度にしておく必要があります。

木造構造計算ソフトのほうはこれでOKです(上記は10.5センチの柱で標準的なパターンの場合です)。

もうお気づきだと思いますが、ベースセッターは集成材一本の「柱」ですが、構造計算ソフトに入れるときは、柱二本入れ、その間に耐力壁を入れるモデル化が必要です。その場合、2本の柱を精算する必要があります。そのためにツールがあります(便利!!)。

ツールはExcelのシートになっています。必要データは自分で構造計算書の中から拾ってこなければなりません。高さ関係は簡単ですが、分担水平力・軸力は通常の構造計算で追加軸力などの精算を経験していないとわかりにくいです(なんとなく表記が誤記っぽいところありますが・・・長期の柱名!)。また1つの建物で使える量も制限があり、それもこのツールでチェック出来ます。

どちらかというとKIZUKURIのほうがわかりやすいかな??確認のための画面もありますし(特に短期を左右切り替えて見ることができるので便利です)。まあ最後は印刷しなければならないので不便といえば不便なので、ユーザーは慣れている??でしょ??HOUSE-ST1は印刷(PDFやDocuWorks)に印刷しなくても全帳票を閲覧できるので便利ですが、解析ツールがないのでちょっと不便です。

このツールでOKなら大丈夫だそうです。気になる方は自分で検算してみましょう。

門型フレームなどでもそうですが、46条壁量計算では加算できないので、四号建物で使う場合は注意が必要です。構造計算できる人はかなり便利なツールになります。450の壁柱なので芯寸法は345mm。ビスダックジャパンのタフボードのタフ455より若干狭くいけます。J耐震開口フレームは片側292.5mmですので更に狭くいけますが、両側に出てきますし、運搬も大変ですし価格も高いです。建物角で使う場合はホールダウンとの干渉を特に気をつけなければなりませんが、慣れれば難しくはないでしょう。

というわけで設計では慣れが必要です。くれぐれもわーい、柱だけで耐力壁できる~なんて安易に考えないように・・・。

 

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