木造を舐めてる?それとも挑んでいる?i-ARM

すっかり忘れ去られている感もあるi-ARM。某ショップの店長も売る気はないらしい。気持ちはわからんでもないが・・・。

さて、BIMというと木造はあまり考慮されていない感じがあるが、複雑な形状の木造こそBIMを導入したいと思う人も多く、みんな工夫して使っています。ちなみに私が使っているGLOOBEはメーカーの方針??なのか、営業さんはあまり木造ができるようには言わないけど、木造を設計するツールとしては優れている。あまり言うとアーキト〇ンドが売れなくなると苦情が来そうなのでこの辺で。

さて、i-ARMはどうか??木造も設計できます。なんと105×105とか105×300といったよく使う部材も登録されている上に、ツーバイフォー部材も登録しています。

ただ、舐めているな~と思うのは、柱は在来のみで、ツーバイ材は梁しか登録されていないこと。そして二枚合わせなどで使う事が多いのに、一枚材でしか登録されておらず、重ね合わせもできないこと・・・。BIMって変な仕口がないツーバイフォーでこそ活かされると思っているのですが、なかなか・・・。多分思い付きで実装したんだろうし、リストなので「ある程度は」カスタマイズが可能だろうからね。工夫して使うしかないでしょう。もっとも「木」というだけで、材質などは指定できないわけで、BIMとはほど遠いのは言うまでもないのですが。

ただ残念なことばかりではなく、データがスカスカなので、軽快に動きます。GLOOBEでモデルを作っていると小さな物件でもイライラしますが、i-ARMなら楽楽。設定も少ないので操作を覚えれば、あっさり3Dモデルが書けます。また木関連も貧弱ながらも実用に問題ない機能が搭載されていますので、構造図も問題ありません。

木造指示

こんな感じの指示図なんてのは簡単にかけてしまいます。相変わらず引出線機能がお馬鹿でイライラしますが、線分と文字コマンドでやってしまえば簡単です各部材の着色も簡単なので指示は楽ですね。各部材の表示、非表示も少々こなれていませんが、小型のモデルならむしろ楽に切り替えられるので、仕上げ材と、構造材を両方書いておき、切り替えて・・・というのは簡単です。耐震リフォームにはかなり威力を発揮しますね。

ここまではSketchUPで十分なのでは?と思うかもしれませんが、建築系の機能が充実しているi-ARMはいろいろ利用できます。ただモデリングはSketchUPに遠く及びませんが。もっともSketchUPのデータも読み込めますので安心です。きちんと分解してくれます。

いつの間にかi-ARMはBIMということを忘れ、強力な検討ツールになりつつありますが、やっぱりモデリングが楽でサクサク動くツールであって欲しいです。建ぺい率容積率、斜線や防火区画などがサクサク検討できるだけでなく、日照時間や日射量の解析までできますし、日影もできるし、逆天空率や逆日影も・・・ということで一体何処に行こうとしているのか、イマイチわからなくなりましたが、それらを駆使して計画する人にとっては、お買い得です。このままLAB-SSにのみこまれるのか?それともi-ARMが飲み込むのかわかりませんが、計画系のソフトは少ないですし、IFCで転送も実用的になれば、サブのBIMとして見た場合非常に価値が高くなって、一気に普及するかもしれません。もっともGLOOBEと一緒に使っていると煮詰め方がかなり甘いので、もう少し個々の機能を煮詰めていかなければ、逆に離されてしまうでしょう。昔はGLOOBEがそんな感じでしたが、今は完成度が高くなっていますので時代を感じます。

今回の補強設計ではi-ARMで図面を書いているのですが、意外としっくりきます。本来の使い方ではないのかもしれませんが、使い方は設計者が決めていいはずですので、今後もいろいろ考えて行きたいと思います。

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