これでもDRA-CADは過去の物というのか?

あまりにも昔、DRA-CADが席巻していた時代があるので、今のDRA-CADの状況を悲観したり、過去の物と言っている人を見ると、見る目ないな!!と感じます。確かに本当に売れていた時代(私がこの業界に入る前です)とは、比較にならないと思いますが、ショップで販売していると感じることがあります。

某ショップでDRA-CADを扱い始めたのは2008年DRA-CAD8の頃です。この頃は某ショップで扱い始めたばかりでしたが、周囲でDRA-CADを使っている人を見つけるのが難しい状況でした。もちろん売れません。DRA-CAD9になるとショップの認知度も上がりましたが、それでも年間数本です。HOUSE-ST1がコンスタントに売れ始めた時期なので売上げ数でも歴然と差がありました。DRA-CAD10になるとバージョンアップが飛躍的に増えました。機能的に見るべきところが少ないバージョンではあったし、CroscopeというCAD変換ソフトが発売になったし、逆風が吹いているようにもみえ、当時の私のブログでもこのように書いています。参考)DRA-CAD10が売れているらしい

もちろん理由もあり、OSの問題が大きかったようです。またVer7-9が見るべき所が少なかったですが、確実にパワーアップしているので、結果的にこの段階でVerUPして買う人が多かったのかもしれません。しかしそれも長く続かず次のDRA-CAD11は失速します。ただ失速の中で新規のユーザーが増えたのは、無料CADからの乗換、変換機能の評価などが多かったような気がします。DRA-CAD11は高速化がウリでしたが、大部分のユーザーにはある意味失望のバージョンとなりました(それほど高速化を体感できなかったという意味で)。ちなみにタブレットのマルチタッチに対応したのもこのバージョンです。ある意味私には便利なバージョンでした。有料会員制度の変更があり、直前でドタバタしたのは記憶の彼方です・・。

そしてVer12です。飛ぶように売れました。64ビット対応が大きかったです。CADファイル変換、PDF回りなどの評価が高かったです。BIM対応のためのIFC対応は不完全燃焼でしたが。AutoCADのByLayer/ByBlock対応はびっくりしました。JWWやDWGの串刺し編集が可能になり、このときだけDRA-CADを使うということも。重ね合わせ位置の自動判定も実用的でした。バージョンアップは年会費制度になったため、ほぼ皆無でしたが。LEを中心に売れ続けましたね。

運命のVer13で、ついにJWWの両ボタンドラッグの操作性が採り入れられました。カスタマイズが豊富なDRA-CADでこの機能を採り入れたことで、飛躍的にJWWからの乗換が容易になりました。これは多くのユーザーに支持され、本当に良く売れました。某ショップの売上げのかなりの部分が12,13でした。

次バージョンのVer14は売上げが落ち込みましたね。BIMソフトとしてi-ARMをリリースして、ユーザーが混乱したことも大きかったのかもしれません。もっとも現在でもi-ARMは起動に乗っておらず、DRA-CADが使い続けられています。Ver15になって売上げが回復したことからも、あまり気にすることではないのかもしれません。

あくまで某ショップでの売上げ経過ですが、12からの売上げ好調は恐らく某ショップだけではないと思います。実際、比較的新しいバージョンのDRA-CADからの構造受注は増えています。一方、昔ながらの掲示板などで交流を深めていたDRA-CADの古参のユーザーはネット上から消えつつあり、それもDRA-CADが衰退している印象を与えているのかもしれません。もっともネットで情報を集めなくても「使える」CADになったのは間違いなく、そうなればネット上から情報がなくなっても仕方がないですね。

この数年の売上げアップで、某ショップのDRA-CAD出荷は70本に到達しそうです(Vup除く)。もっと少ないと思っていたのですが、意外と多いです。VerUPもそれなりに出荷しているので、勢いがあるように見えます。あくまで小さな1つのWEBショップでのお話しですので、全体に当てはめるのは早計ですが参考にはなると思います。

ユーザー数が少ないと古参のユーザーには言われますが、もう胸を張ってもいいと思いますよ。11月発売のDRA-CAD16にも期待しましょう。

 

[`evernote` not found]
LINEで送る

これでもDRA-CADは過去の物というのか?” への2件のコメント

  1. 初めまして。未だにDraCad11を使用している者です。
    いつも興味深く読ませていただいています。

    以前までJWW使いでした。
    JWWはフリーでとても優れたソフトだと思いますが、もう戻れません。
    なぜなら、DraCadの「寸法連動のストレッチ」・「オーバーレイ」・「領域集計」この機能だけでも、価値があると思っているからです。
    修正時のストレスが軽減できますし、なんといっても時間が買えますので、20万円くらいは簡単にペイ出来ます。
    おまけに3D機能付です。

    ユーザー数が少ないとか気にしていませんでしたが、
    さらに胸が張れるよう、もっとユーザーが増えると良いですね。
    これからも、更新楽しみにしています。

    PS
    メールアドレスは控えさせていただきます。

    • コメントありがとうございます。
      比較的新しいDRAユーザーの声を直接聞けて嬉しいです。
      JWWも良いCADですが、DRA-CADもたくさん良い点があり、
      使っている人によって良いと思える点が異なる不思議な
      CADです。それだけたくさん使い方があるんですね。
      私もオーバーレイと領域集計は好きですね。
      今後ともなまあず日記style及びDRA-CADよろしくお願いします。

コメントは受け付けていません。