WOOD-STの、耐力壁(木造・方杖、K形ブレース、X形等)の取り扱い

なかなか構造システムのホームページに詳細が上がらないので、現時点でわかっている点をいくつか。

WOOD-ST1は木構造の46条2項ルートで壁倍率によらないことがウリの1つなのですが、KIZUKURIの対応のように壁倍率を耐力に変換しているのではなく、初めから耐力で計算することにより、より柔軟に対応できるのです。まあ壁倍率での計算でいい!という人は買わないので大丈夫だと思うのですが。

壁倍率を使わないということは、自分で各部材の耐力を算出しなければならないのは任意形状のソフトと同じですが、木造に特化することで、代表的な形状などは網羅されています。たとえば方杖。両側又は片側のみを取り扱います。応力解析したからといって、方杖と面材を併用していいのか?というのは工学的な見地から考えなければなりませんが。取り付く部材に中間接点を自動的に設けて形状通りに解析するので手軽です。非常に強いことは誰でもわかるK形ブレースも、解析できるので、通常の壁倍率で計算する上限より、強い強度で計算することができそうです。もちろん引張りブレースなども解析できますので、いろいろな戦法を考えられ、設計の幅が広がります。

材料端部は、木なので色々気になるところはあると思いますが、性能の安定化のために金物工法の金物を利用する、というのもアリだと思います。構造システムは、早期よりk-DBなる同社共通のデータベースを構築しており、既にFAP-3やMED-3では、テックワンP3プラスなどのデータが予め入っていることが知られています。実際私も使ったことがあるのですが、非常に手軽です。施工指示など細かいことを避ける為に安定した性能を確保しやすく、プレカット工場で加工可能な、金物のデータベースがついて入れば、かなり省力化できると思います。この部分に関してはアナウンスされていませんが、WOOD-STは、k-DBを標準搭載(つまりBUSなどと同じ)なので、あとは部材がどれくらい登録されているか?が、気になります。一応、告示1024号の構造用集成材・製材、鉄骨ブレース(SS400とか・・・鉄筋じゃないの??)、木造金物工法の金物(プレセッターSU、TEC-ONE P3)などが登録される予定のようです。

もちろん在来的手法であっても、データが揃えば計算できます。燃えしろ計算にも対応しているので、梁表しなど期待が膨らみますね。

[`evernote` not found]
LINEで送る