マンション崩壊 あなたの街が廃墟になる日 山岡淳一郎

たまの休みには、本を読みたいもの。でも本屋に行くのは面倒!という場合、電子書籍をおすすめします。パソコンでも読めますし、すぐ買えます。

今日紹介するのは、「マンション崩壊」です。耐震偽装事件より前に発生した、被害額も内容も過去類を見ない旧住宅都市整備公団のマンションで、史上最悪といわれる欠陥工事を取り上げています。『あなたのマンションが廃墟になる日』で知られる著者の続編らしいのですが、まったく前の本を読まなくても大丈夫です。

耐震偽装事件とは比べものにならない欠陥の数々、構造計算書も偽装されていたという信実、国費の投入も膨大だったという事実。どれをとっても日本の建築史上希に見る欠陥マンションの一例として語り継がれていきそうです。

これを読むとマンションなんて買えないな、と思うのか?制度が変更されれば大丈夫と思うのか?非常に読み応えのある内容です。耐震偽装事件の発生で忘れ去られてしまった感がありますが、当時はかなり大きく取り上げられていましたね。今だからこそ冷静に読むことができると思います。

建築設計の人間のコメントも興味深いですし、購入して被害に遭った方々の心情も痛いほど伝わってきます。旧公団側の対応も含め、昨年の杭偽装で再び露呈した「大企業神話」の崩壊(そんなもの本当はなかったはずなのですが)、時代が変わっても人が建物を建てるということはかわりがありません。

ちょっと重い内容ですが、電子書籍版がありますので、時間があるときに読んでみてはいかがでしょうか?

 

その前の、あなたのマンションが廃墟になる日は、電子書籍版ではなく本でどうぞ。

[`evernote` not found]
LINEで送る