建築士になる人のマナー

今年の一級建築士の設計製図試験の課題は「市街地に建つデイサービス付き高齢者向け集合住宅」です。実はこの課題、従来のものに比べても的が絞りにくく、なかなか適確な事例を探せません。

そこで例年通り受験者が、いろいろな施設に殺到するのですが、建築士試験を行う公益財団法人建築技術教育普及センターのホームページでは重要なお知らせで次のようなことを掲載しています。

【一級建築士試験「設計製図の試験」の受験者の皆様へ】(7月31日掲載)

概要としては施設管理者より、受験者からの見学要請の対応の限界と、礼儀をわきまえない依頼があるなど、苦情が来ているという内容です。

写真の撮り方などもマナーがなっていない人が多いです。ごみ捨てもそうです。施設内での私語、プライバシーの確保などもです。昨年の道の駅でもありましたが、今年は「住宅」ですから特にプライバシーの問題が大きいようです。見学できる施設も限られています。出来たとしても施設の人の負担は大きく、施設側としても得なことはありません。

建築業界自体にモラル・・・というのはともかく、なる前の受験生でこのレベルだと悲しいですね。受験専門学校も見学を推奨しているのも理由の1つでもあるのですが。ちなみに建築士会などでも見学ツアーのようなものを行っています。個別での対応は施設においては重荷になりますので、試験主催者側も警告するだけでなく、そのようなことを踏まえて受験テーマを定め、ルール化して欲しいところです。

とある建築士受験専門学校では、製図試験に向けて外部の学校等を借りるのですが、そのマナーが悪くて苦情がくる、といっていました。やはり受験生のマナーの悪さは見学だけではないようです。どうしても受かりたい!という気持ちはわかるのですが、社会人なのですから、その辺もわきまえて動きたいものです。

 

[`evernote` not found]
LINEで送る