オープンデスク2014

建築設計事務所、特にアトリエ系といわれているところでは、案外普及して一般化しているオープンデスク。学生からみれば、無料でただ働きさせられるという側面がありながら、社会に出る前に設計事務所の実態を知ることができるチャンスですので、機会があったらやってみるといいと思いますが、個人的には否定的です。いろいろなところで話を聞くと、ただの無給のアルバイトとして学生を使っている、というパターンが多いからです。まあそれでも得るものがあればいいのですが、逆に設計事務所に無給の素人学生にお客様から頂いているお金で設計行為をさせている、というほうに違和感を感じるのです。もちろん補助的にだと思うのですが、案外ディープな作業をさせているところもあると聞きます。まあいろいろなパターンがあり、学生たちも情報力を駆使して選択しているのが現状だと思います。

私の事務所でもかなり前からオープンデスクを募集しています。募集しても来る年もあれば来ない年もあります。ちょっとマニアックな事務所なので学生には敬遠されるのかもしれません。伝統的にただ働きさせるのが嫌なので、きちんと技術講習を行うのが本舗の決まり。今年はメニューが大幅に増え5つの中から選択できます。通常のオープンデスクの空き時間(結構ある)に、選択した技術講習を終わらせるというものです。あくまで実務的な、ということで学問的ではありません。基本構造屋さんですので、構造系の技術講習が多いです(当たり前か)。でも省エネ計算が追加されています。そういえば本舗も今年は面白い住宅案件が多いので、意匠的に面白い年です。オープンデスク自体は、構造ではなく意匠に携わることがほとんどとなります(涙)。

ちなみに今年のディープな技術講習のメニューは

・木造壁量計算・N値計算
・木造構造計算
・木造耐震診断
・木造省エネ計算
・RC(S)造建築物の構造計算ソフト入力

です。学生が求めているものとだいぶ違うと思いますが、世の中に出たら何だかなんだ役に立つ技術だと思います。ちなみにメニューによって必要日数が異なります。

というわけで今年のオープンデスク募集を開始しました。詳細はこちら。

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