PC-9801NS/L

私が一番始めにアルバイトして買ったパソコンです。発売は1992年で購入は1993年。私が高校3年生のときです。この頃のパソコン業界はNECの全盛期で、パソコンショップにはNECのパソコンがずらりと並べられていました。既に次世代といわれたX68000(1987年発表)、FM TOWNS(1989年発表)も出ていましたが、その人気に陰りは見えませんでした。早くから親の会社のパソコン(98)のメンテナンスをしていた私からすれば、自分のパソコンも自然に98で、しかも出たばかりでノートパソコンを持ち歩く文化が出始めた頃だったので、自然にノートパソコンになりました。しかしながら今と違って異常に値段が高かったです。本当はNS/Tが欲しかったですが、重いので断念。そんなころ、NS/Tとほぼ似た性能で2kgを切った軽量ノートパソコンのNS/Lは私の心に響いたものでした。そして数年間頑張って溜めたお金を持ってソフマップに行って購入しました。

NS/Lは、CPUはインテルのi386SXの20MHzと比較的高性能。メモリも640KBでフロッピーも1台あり性能的には申し分ありませんでした。画面はモノクロで640×400ドット。別売だったハードディスク20MBを搭載し、30万円超で購入しました。実はこの価格、私の歴代のパソコンで一番高い金額となっています。ちなみに将来を見越してデータベースの桐を同時購入しています。その後の私の人生を決定づけるのに十分な気合いの入れ方でした。フリーソフトの導入、メモリ空間の確保、いろいろやりましたからね。DTMもこのパソコンで初めて挑戦しました(外付けの音源を利用しましたね)。

というのは、PC-9801の時代がまだまだ続くと私は思っていました。しかし実際はWindowsが急激に普及してしまいます。ちなみにこの年はWindows3.1の発売。つまり時代が大きく変わるまさにそのタイミングで、史上最大の投資をしてしまったのです。しかし後で考えれば、このパソコンでパソコンの基礎は学べたし、私が1年間使った後、親の愛用機となり実に8年間も現役を続けたわけで結果的に一番実働時間が長いパソコンにもなりました。しかしながらあと2年待てばWindows95だったわけで先見の明がなかったなと感じます。

それにしてもNS/Lはバランスの良いパソコンで、今でも2kg以内というのは持ち運びが出来る限界だと感じています。バッテリー駆動、レジューム機能、RAMディスク・・・、考えてみれば、MS-DOSからWindowsよりも、ハード上、ノートパソコンというのは画期的で、そのタイミングでこの機種を持てたのは非常に幸せだったと思っています。

[`evernote` not found]
LINEで送る