東日本大震災から3年

もう3年経ったんですね。3年でいろいろなことが変わりました。日本の将来への考え方も変わったのではないでしょうか??原発反対の運動がこれだけ盛り上がったり、省エネ化が進んだり、震災被害想定がとてつもなく大きくなったり・・・被災者だけでなく日本全体が変わってきたような気がします。

遅遅として進まない復興といわれますが、徐々に変化が出てきています。阪神大震災よりもはるかに広い地域です。そう簡単にはいかないのはわかっていますが、やっぱり歯がゆく感じる人が多いのではないでしょうか?それでも時間は過ぎていきます。

私の所属している耐震部会では、1月、2月で耐震診断が1件しかなかったそうです。例年は非常に多い時期なのに。すでに耐震化が進んだ、と思いたいところですが、まだまだです。東日本大震災の逆作用で、現在の住宅は地震に強い、と思い込んでいる部分もあるのかもしれません。東日本大震災レベルの震災でも、住宅はあまり倒壊しなかったじゃないか・・・。そう考えるのも自然です。しかし地震の規模や震度の他に、建物に及ぼす要素は様々です。建物に影響のある地震波が大きければ、どうなるかはわかりません。私も仕事柄、建物の耐震性を語ることが多いですが、やはり関わった建物の耐震性はできるだけ上げるように工夫しています。また都市部であることを考慮して、燃えにくい形状(部材ではない)などを改めて研究しています。実際火事になれば、多少の防火性能(建築基準法上の話ではない)が上がっても、燃えてしまいます。しかしながら、すべてが少しずつでも・・・であれば延焼を遅くしたり、燃え広がることを防げるかもしれません。建物の間隔など、どうしても都市部ではうまく確保できないものですが大切なことだと思います。設計者はすぐに、お客様目線で、できるだけギリギリに・・・と考えがちですが、その考え方も見直す時期になったのだと思います。

これからの復興がスムーズにすすむように願っています。そして今できることを真剣に取り組んでいこうと思っております。

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