STAP細胞研究のから建築設計を考える

この話題・・・やはり取り上げたいです。ご存じの通り、日本の若い研究者が万能細胞STAPに関する発表。正直この内容は難しすぎてわかりません(汗)。研究者なので結果が出てきた事が評価であり、若い女性とか研究室の様子とかあまり関係ないことです。このニュースで建築関係者でも注目していただきたいのは、この博士が早稲田大学理工学部応用化学科(私が大学在学時は理工学部の中でも厳しいことでも有名だった)の出身であることです。研究は微生物。つまり医学とは関係がないともいいきれませんが、ほぼ他分野からの「転職組」の研究者であるということです。同じくiPS細胞で注目されノーベル生理学・医学賞を受賞した山中教授は神戸大学医学部出身です。もっとも山中教授も臨床医志望から研究者を目指したというわけだから、分野内とはいえ「転職組」といえそうです。

個人的に、技術者や研究者は、その分野を学生の頃から志し、専門的な教育を受け、ずっとその分野で活躍すべき、と思っています。その考え方は今も変わっていません。そのための環境を日本はもっと整えるべきだと思っていますし、個人的にも少しでも役に立てればと微々たる活動もしております。

しかしながら、そういう方向だけでなく、転職組の新しい観点や、他の分野で学んできたことを活かす、ということも重要なのではないでしょうか?業界の活性化のためにも。建築も専門職でありますが、上記の方々ほどの専門性があるわけではなく、むしろ総合性が求められる業界でもあります。そのためたくさんの異分野からの参入もあります。間口が広いという意味では研究者よりかなり寛容な業界なのです。

よって設計事務所も、もっと柔軟な採用や教育環境を整えていくべきだと思います。幸い、建築設計事務所の業界には古くからインターンやオープンデスクといった独特な制度がありますし、学び方も多様です。建築士を目指す必要があるかないかはともかく、近年、建築士の受験者数が激減し優秀な人材の確保が難しくなっている状況です。建築士受験者数は10年で半減していますし。総合性が求められ、専門分野が広い建築分野において適正を考え専門家を育てていくことは急務であり、純粋に大学や専門学校で建築を学んでいる人以外も考えていく必要が高まっていると感じます。幸い、建築業界は門戸が広い上、すでに専門外から来た方々が活躍しています。そのような外部の方々がもっと活躍するようになると、もしかしたら業界を変えてくれるかもしれません

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