TEC-ONE P3+技術資料届く

先日の講習会のアンケートに、希望者には後日技術資料を送るよ、と書いてあったので、楽しみにしていたら先週末到着しました。

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はい。たぶん現時点での資料でしょうね。全貌は見えませんが、随所にこれからの展開や求められるスキルなどが見えてきて興味深いです。

まず、求められるスキル。最大のポイントがTEC-ONE P3のオプション規格ということで、金物工法を刻んでいるプレカット工場のかなりの部分で出荷が可能になりそうな点。施工も比較的簡単そうなので、現実的な問題点は設計部分にありそうです。

資料には評定とは関係ないと断り書きがありますが、資料によると耐震要素(耐力壁的な意味だと思う)に使用する場合(ブレースや方杖)、構造計算が必要となる施行令第46条第2項、告示第1899号ルートで構造計算しなければなりません。通常のkizukuri等の計算では、このルートはあまり使いませんね??といってもそれほど難しいことではなく、しかも壁量計算が不要になるルートです。ほぼ意味のない壁量計算書をつけなくてもいいのは、気持ちが良いです。

1899なので、偏心率の規定が厳しくなる(グレー本使っていればだいたいOK)、使う木材がちょっと限定される、などです。J耐震開口フレームを使って構造計算するときと同じですね(壁量でやってもいいとは、実は書いていませんから)。ですからHOUSE-ST1やKIZUKURIなら詳細は別として計算できるようになると予想されます。

もし、耐震要素に使わなければ、もう少し易しくなります。鉛直力のみ負担することを目的に使う場合です。例として通常の木造平屋建て、2階建てで、小屋のみトラスを使う場合です。鉛直力のみということは、水平構面はどうなんだろう??と感じてしまいます。講習会ではブレースを使っていましたね・・・。500平方メートル以下で、高さ13m以下、軒高9m以下の4号建築物に該当すれば、構造計算は要求されません。もっとも小屋トラスなどを設計する場合は、別途構造計算を使って安全を確認しなければならないです。しかし基本部分に構造計算を使わなくて良いのはかなり魅力的です。用途として考えられるのは平屋で大空間の幼稚園、2階建てで開放的な2階LDKを実現、など今まで特殊な設計が求められたものに適用できると思われます。まあ、そんな建物なら、構造計算してしまったほうが楽かもしれませんが(爆)。この場合もHOUSE-ST1などが役に立つと思います。

トラスに関しても、方杖やブレースについても、計算例がついてくれば、計算ができる人も増えてくると思います。トラスや方杖を解析するのに適した構造計算ソフトのFAP-3とMED-3の問い合わせも増えてきて、メーカーに聞いたところ売れ始めていると聞いています(まどろっこしい書き方)。なまあずショップにも計算例をソフトに付けて販売してくれ、という要望が数件きていますし、導入に関するコンサルしてくれとの意見も来ています。まあただの販売店だから、どこまで出来るかは謎ですが、メーカーと相談して、やっていいところまでやろうかな??とも思っています。FAP-3等に、P3+のデータを付属させる件は、構造システムがやるそうなので(春先?)、こっちは何をしようかな??

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