安心精密診断2012ファーストインプレッション

 商工まつりから帰ってきましたが、残業があります。当たり前のようにその前に安心精密診断2012を触ってみました。
 HOUSE-DOCと同様に、マイナーバージョンアップ感が漂います。ユーザーインターフェイスは触る気はまたくないみたいです。Windows標準のユーザーインターフェイスからかけ離れた仕様は、初めての人には触る気力が失せるほどです。一から操作を勉強しないとわからない程です。しかし画面構成を覚え、機能を覚えれば不思議と操作性の悪さを感じなくなる不思議なソフトです。HOUSE-DOCと異なり、各診断をシームレスに行えるのは、かなり便利です。一般診断も精密診断法1も精密診断法2も・・・と言う点では、他社にはない圧倒的なアドバンテージといえます。
 マスタ類も、面倒と思えることもなくはないのですが、物件毎に迷わなくて済むメリットもあります。自分で選択したものは忘れない・・・という仕様は、一見面倒ですが、メリットがあることも事実です。
 話題の精密診断2ですが・・・まだ判断は保留します。噂通り莫大な印刷枚数です。サンプルでも100枚は超えます。耐震診断ソフトの領域を超えています。残念ながらチェックをするのに、かなり時間がかかりそうです。
 あまり知られていませんが、帳票のDXF出力は非常に威力のある機能です。なぜか精密2のサンプルでは私の環境では動きませんでしたが・・・。N値計算の表もDXFに変換してくれます。色々用途があって便利です。CADデータなので追記なども簡単です。この機能が好きで安心精密診断を使っている人もいるくらいです。買った人は是非お試しください。
 あと、補強工事の見積書機能も不思議と便利です。補強で使った部材箇所を自動計算したり、金物数を柱の2倍で算出したり、単純な工事の拾いであれば、このソフトだけでできちゃったりします。まあこれだけで・・・というのは考えにくいのかもしれませんが、見積作成の補助には威力を発揮するのは間違いないです。
 精密診断法2だけがクローズアップされる安心精密診断2012ですが、前バージョンから順当に2012年改訂版に対応したことは評価できます。価格を考えると、高くても2012-2(精密診断法2)を買いたくなります。しかし使わないのであれば、精密診断法1に対応の2012-1という選択も悪くありません。地震力を考慮した耐震診断は、精度を考えれば一番優秀なのは間違いないですし、使わなくても腕を上げてから使う!という選択肢もあります。
 他社の耐震診断ソフトと位置づけが違うので、単純な比較は難しいです。できることは確かに多いですが、このソフトを使えば診断が精密にできるというほど甘い世界ではありません。精密に行うには構造計算の知識は不可欠であり、更に学習が必要です。逆に一般診断法としてみると、他社に比べ明らかに使い勝手が悪く価格も高いので、一般診断法専用として使う事はお勧めできません。
 どこまで使い込めるか?で評価が決まるソフトだと思っています。なまあず本舗でも設計陣が使いこなせるか?と使い始めたところです。USBプロテクトになって運用性がアップしたので、今後どんどん使っていこうと思っています。
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