東京都の耐震診断の試験

 正式名称は、東京都木造住宅耐震診断技術者育成講習会及び終了考査という長い名前ですが、本日試験がありました。本舗からも2名受験しました。タイムスケジュールを見ると17時15分までとあるので、終わったところでしょうか??
 この試験の初回は非常に難易度が高く、名のある耐震技術者も落ちるという波乱もありました。今は合格者も増え東京都では一定の立場を得られるようになりました。しかし試験は試験。取っただけの人や、そのあとスキルアップをしていない人が出てくるなど、若干の問題点も出てきているのも事実です。
 しかし制度自体の問題とは異なった部分での問題も出てきています。というのは、自治体の助成金対象の耐震診断の取り扱いが行政によって大幅に異なることです。この試験を通れば良い、というところから特定の団体に所属し、チェックを受けなければならないというところまで様々です。また診断内容も、精密診断法、一般診断法とまちまちです。各行政が考えて制度を作っているので文句をいうわけではありませんが、わかりにくいのも事実です。
 ただ、耐震診断のチェックを行っていた人間の一意見として、耐震診断の技術レベルは個人差が大きく、また非常にミスが多いものだということです。チェックをしていて思ったのは、せめて図面と診断書の相違点だけはなくしてくれ、ということでしたが、それも案外多いのです。立場上、いろいろな人の診断書を見るのですが、やはりミスが多いですし、勘違いや解釈不足も多いのです。だからこそ、一定の団体に所属し、勉強を行い、チェックをしてもらうというのが一番いいと思います。しかし、独占になってしまうし、その団体を仕切る人間のスキルや人間性によって、大きく左右されてしまうことも懸念材料として残ります。
 東京都のこの制度と、耐震診断の団体との競合も問題になっています。できれば東京都のこの制度もチェック体制を築き上げ、スキルアップをする場を増やすことで、更に良い制度になると思います。もちろん個人個人のスキルアップが一番重要なのは言うまでもありません。
[`evernote` not found]
LINEで送る