安価な汎用CADの必要性

 建築の業界もCADは当たり前になってから久しいです。MS-DOSの頃からフリーソフトが多く存在したCADですが、当初、Jw_cadを見たときの衝撃は子供ながらにすごいと思いました。そして有料の高価なCADのまどり君やらアーキトレンド11やらを見て、今後の設計は自動化するんだろうなと思いました。それからWindows時代になりました。しかし思ったほど進化はしませんでした。限界があるんでしょうね。自動化には。
 無料のCADではJWWがありますが、それに対抗する安価な有料CADがありません。残念ながらJWWの解説書は膨大で、下手なサポート付きCADよりも習得しやすいのです。ですからメーカーがこの分野から撤退していく気持ちがわからないでもありません。
 そんな時代だからこそ、安価で汎用性の高いCADの必要性を感じます。操作性はカスタマイズでき、作図機能とデータ互換性を高めたCADで1万円を切るようなCADを。KingCAD2000やTurboCAD、DraftingCAD PROなどは良い線きていると思うのですが、操作やCADデータの互換性などで若干弱いです。それとやはり売れていないのか開発もゆっくりです。VectorWorksは非常に良いCADですが高くなりすぎましたし、DRA-CADは世間の需要を無視した開発と価格設定で乗り遅れています。AutoCADなど高価なCADは、すべての人に必要ではないです。その点LTの存在価値は高いと思います。しかし毎年バージョンアップされては困ります。
 各社、低価格ゾーンのCADを用意するのは良いことです。そこからランクアップして上位機種に流れていくわけですから。その点では福井コンピュータなどは思い切り割り切り低価格CADを出す価値はあると思います。建築ピボットも、新CADの開発を目指し、その間はDRA-CADのCAD以外の機能をばっさり切った廉価版を出したほうが良いと思います。どこまで割り切るかが難しいところですが・・・。
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