基礎の設計挑戦(アーキトレンドZ基礎個別計算)

 先月購入したアーキトレンドZの「基礎・横架材の個別計算コマンド」を今回の木造3階建ての設計で早速投入してみることにしました。kizukuriで計算したデータを使って、個別計算コマンドに入力。
 このソフトの最大の欠点は個別コマンドだけ起動出来ない点。だからアーキトレンドZを起動し適当な物件名でファイルを作り、基礎を立ち上げ(作図は必要ない)、基本設定をするという非常にまどろっこしい作業が必要だ。こちらは正規ユーザーなのだから単体で立ち上がるようにして欲しいです。まあ、この使い方する人はいないから問題ないか??
 でも入力はしやすいです。kizukuri付属のkiz-subよりは断然洗練されています。今回は単体ソフトとして利用しましたが、まったく独立したソフトとして利用できるのがいいです。スラブの検討は支持条件が多彩。短辺2辺ピン長辺2辺固定も指定できます!簡単に検討ができるのがいいですね。何より最近うるさくなった重心距離をスラブや地中梁毎に算定できるのがいいです。また入力データが即画面上でNGかOKかわかるように再計算されてくれるので素早い検討ができます。計算結果をkiz-subと比べましたがほぼ同じ。ただ表現が違うのでkiz-subに慣れた人間には少しつらいです。
 地中梁の入力も楽です。悲しいかな、水平荷重時の建物隅の検討ではなぜか構造計算ではあまり使わない接合部倍率で指定しなければならず辛いです。柱の引き抜き力を直接入力できるようにして欲しいです。もちろんN値計算からの方もいるので、接合部倍率ではなく金物名や「いろは」で指定できるというのもいいかもしれません。欠点は主筋を異種並べられない点。私がよく使っていた「1-D13」+「1-D16」ができません。まあ手書きで補正すれば?と考えたのですが、残念なことに計算結果が検定比で出てしまうため、修正は面倒です。ちなみに長期と短期を両方とも検討できるのは非常にありがたいです。もちろん長期のみも選択できます。
 梁の設計もすばらしいです。床梁や耐風梁が選べます。集中荷重も複数(5個?)入力できます。何よりもプリセットでたくさんの木材が登録されていて計算しやすいです。樹種も豊富で間違いにくいです。また断面欠損も個別に指定できますので、かなり追い込んだ計算も出来ます。速度圧なども自動計算してくれますが数値を入力することもできます。
 印刷計算書はちょっと寂しく残念。基礎やスラブも木梁のようにモデル化した図が出るともっとわかりやすいのですが。今回は荷重計算済みだったので使わなかったけど、このソフトで概算の建物荷重も計算できるようになっています。なぜか保存しにく仕様になっていて慣れないうちは保存しないで終了してしまうことがありませいた。慣れの問題でしょうけど気になります。
 本来アーキトレンドZと連動するソフトです。アーキトレンドZの伏図から個別計算に転送するというのが正しい使い方だと思います。そうした使い方でなくても、このソフトはかなり便利です。
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