振動台実験の検証

 先月のE-ディフェンスの振動台実験の後、ネット上を中心に様々な議論が巻き起こっていましたが、ようやく落ち着いたようです。主催者からの何らかの発表も後日あると思います。賛否はともかく、このような実験が行われたことがいろいろ考えるきっかけになったことは、非常に良かったと思います。
 私の事務所でも戻った後、様々な検証をしています。実験のモデルをどのような意図で作ったのか?ということを一番に考えました。間取り条件はともかく、構造部材など一般的に考えて不可解な使い方が見られていたことが一番頭を悩ませました。計算ソフトで条件を再現しようにも材料が少なすぎて、完全な再現は不可能です。そこで試行錯誤を繰り返し、おそらく、このソフトでこの条件で設計したのだろう仮説は立てることができました。そこで現在の設計における問題点や注意点も見て取れて興味深かったです。偶然の一致かもしれませんが、なぜこのような設計の建物を実験したのか?興味深い事実も見えてきました。また計算ソフト毎の差異なども改めて感じることができて、おもしろいです。
 私の事務所にはなぜか、在来木造の計算ソフトは4つ揃っています。kizukuriとHOUSE-ST1とSTRDESIGNとARCHITRENDZ構造計算です。邪道とは思いますが、計算結果から構造計算を学習するということも大事だと思っています。
 さらに社内で検討を進めていく予定です。
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