金物計算の怪

 木造構造計算の計算結果の差異が一番大きいのは金物ではないだろうか??そもそも計算方法がいくつかあり、しかもソフトの荷重の拾い方なども異なり計算条件を同一に近づけること自体が難しいので、差が出るのは当たり前。しかし金物を設計するのに必要な引抜き力が、同一物件で計算しても数倍の差がでてくるのには正直驚いた。またソフト毎に癖があり、その癖を理解して設計しないと、とんでもない数値が出てくることもありました。
 金物関連の計算で充実しているのはSTRDESIGN。金物工法用のテンプレートもあり、様々な金物に柔軟に対応できます。また唯一「使い物になる」詳細計算法のモードを搭載していることも魅力。設計者の技量(ソフト入力の技量も含む)によって、適確に入力できると思います。残念ながら私の力量だと、どの物件でも素早く安定して良い結果を出すのは難しいと感じています。HOUSE-ST1では標準計算法しか対応していませんが、グレー本対応ということで柔軟にコントロールできます。準耐力壁や垂れ壁の評価がわかると設計の自由度がアップします。加えて金物を少なく設計できるようになります。今回の実験では、当たり前のようにkizukuriより金物が少なくて済みました。この結果だけでなく、過去の実験からもその傾向は読み取れます。STRDESIGNやアーキトレンドと異なり、準耐力壁や垂れ壁の評価は自分でやらねばならず作業は繁雑になりますが。また準耐力壁や垂れ壁の施工方法を徹底することも難しく、そのあたりを、どう指示するかもポイントになります。
 他にも様々な実験をしましたが、その結果だけでなく、なぜそうなるか?という部分を精査するのに時間がかかりますね。地道にやっていくしかないかな・・・。
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金物計算の怪” への0件のコメント

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    200年住宅の推進は、ストック循環型住宅市場が徐々に活性化していき、新たなビジネスチャンスとして期待しています。買取再生の普及が既存住宅流通のエンジンとなれるかどうかだと思いますが、、、、、、?

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    きた1958さん こんにちは。
    >200年住宅の推進は、ストック循環型住宅市場が徐々に活性化していき、新たなビジネスチャンスとして期待しています。買取再生の普及が既存住宅流通のエンジンとなれるかどうかだと思いますが、、、、、、?
     やはりビジネスチャンスなんですね。確かにそのままでは意味がないので、いかに味付けするか?が大事だと思うのですが・・・。