補強設計書の作り方

 そういえば木造耐震診断の補強設計書の書き方のマニュアルって市販されていませんよね?皆さんどうやって勉強しているのか不思議です(よく考えたら建築士は設計が本業だから出来て当たり前なのか?)。私もはじめのうちはまったくわからなかったのですが、工務店さんや現場の大工さんとの打ち合わせで、どういうものが伝わりやすいか?など色々研究して実践しました。どうも文字が小さいのは駄目、大きな用紙も駄目、枚数が多いのも駄目、細かい指示が多すぎるのも駄目・・・設計図書の内容以前にいろいろ難しい問題があります。
 たくさん立派な図面を添付される方もいらっしゃいますが、私の場合は非常に枚数が少ないです。通常の耐震リフォームの場合、多くてA3を5枚程度、通常は3枚程度です(補強計算書は別途作成していますが)。新築と異なり現場で打ち合わせることが重要なので、この図面には現場で必要な部材や注意点、要注意のおさまりなどの指示を記しています。金物等は間違えることが多いので詳細に指定します。時間がないとき、または緊急の変更の場合、耐震診断ソフトの打ち出し図面にDocuWorksで簡単に指示を書き込み渡すときがあります。どうしてもスピード勝負の時にいちいち清書していると工程が遅れるし、図面がきれいに仕上がっていることが仕事の質の向上にはならないからです。しかし耐震診断ソフトを通さずに補強指示を変更すると、数値が微妙に変わって補助金申請などが面倒になる場合もあるので、きちんと入力して検証だけはするようにしています。
 しかしながら当然いろいろと不足するものも出てきます。現場打ち合わせの効率が悪くなるようでは図面失格です。今は補強図面の3D化を考え中です。見たまま施工が出来るのが一番です。DRA-CADで色々試しているのですがイマイチ良いのが作れません。きれいにつくるのは簡単だが、わかりやすくすばやく作るのは難しい・・・。今は耐震診断が少ないので今のうちに考えておきたいものです。
 
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補強設計書の作り方” への0件のコメント

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    初めまして。品川区で設計事務所をしているものです。私も同じく、木造2階で構造計算が必要?の検索でこちらを拝見することができました。日記が一番新しいのでここでコメントします。 私も日○学院からあおられ構造の講習会参加を勧められています。今年は30万。来年はニーズがでるので40万になるとか?発端は、偽装問題ですがどうやらその解釈は技量のない建築士が技量の無いまま設計したのが原因ということらしいのです。ちょっとちょっとそれは違うのではないかなと。未熟な建築士に責任を押し付けて行政に一切責任なしで済まそうとする姿勢に怒りを覚えています。資格学校も構造できないと仕事になりませんよとばかりに危機感をあおる始末でして。結局は、家の買主に負担がのしかかる図式には変わりないわけで。建築士はもっとちゃんとしないといいようにされちゃうんじゃないですかね。

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    姉歯事件の背景も同じですもんねw
    いいものを作り出して代価を得るということが、何でもいいから
    代価を多く得るという風潮がいかんのでしょう。
    これは資本主義社会ではなくならないでしょうねw
    官憲が諸悪の根源のような気がします。

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    すみません、今日の日記への返事としてですが学校そのものがまだ従来のあからさまな競争ではないにしろ煽っているのは確かです。習熟度によってクラス編成をするのはいい例です。いじめは今の社会そのものを現していると思います。弱いものがさらに弱いものをたたく。仕事だって同じですね。環境に甘んじることなくそれに対抗できるだけの勇気と行動を起こせるか、それが学ぶことだと思います。
     昨今は、一流大学でて不正やってる起業家が随分でたので金儲けに頭が優れてるだけじゃあ意味ないいい例だと私は思うんですけどね。

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    フランクロイドレフトさん こんにちは。寒くなってきましたけど元気そうですねえ。
    >姉歯事件の背景も同じですもんねw
    >いいものを作り出して代価を得るということが、何でもいいから
    >代価を多く得るという風潮がいかんのでしょう。
    >これは資本主義社会ではなくならないでしょうねw
    >官憲が諸悪の根源のような気がします。
     確かに現資本主義社会の中では頑張っても改善は難しいような気がします。ただ、指をくわえて見ているのも面白くありません。取りあえず今の枠組で出来ることからやろうと思います。

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    oki2maimeさん 初めまして。書き込みありがとうございます。
    >木造2階で構造計算が必要?の検索でこちらを拝見
     えっ?こんなブログが検索エンジンで引っかかるんですか?怖い・・・。
    >私も日○学院からあおられ構造の講習会参加を勧められています。今年は30万。来年はニーズがでるので40万になるとか?
     値段が来年上がるんですか?みんな興味があってもその金額だと通わないと思うのですが・・・周囲には今のところ行く人は見あたりません。

    >発端は、偽装問題ですがどうやらその解釈は技量のない建築士が技量の無いまま設計したのが原因ということらしいのです。ちょっとちょっとそれは違うのではないかなと。未熟な建築士に責任を押し付けて行政に一切責任なしで済まそうとする姿勢に怒りを覚えています。
     その通りですね。でも現在構造設計に必要な技術を独学で得ようとするのは非常に困難な状況です。環境を整えて欲しいものです。
    >資格学校も構造できないと仕事になりませんよとばかりに危機感をあおる始末でして。
     これが一番むかつきます。今まで資格だけ取ることに注視し建築士の質を高めようとはしなかったのは誰だったか・・・。
    >結局は、家の買主に負担がのしかかる図式には変わりないわけで。建築士はもっとちゃんとしないといいようにされちゃうんじゃないですかね。
     今までもそうだったけど、今後も不安ですね。お互い頑張りましょう。
    >仕事だって同じですね。環境に甘んじることなくそれに対抗できるだけの勇気と行動を起こせるか、それが学ぶことだと思います。
     これが難しいですね。どうしたらいいのか悩みます。少なくとも塾や大学では学べそうもないです。