耐震診断ソフトの使い分け

 構造系のソフトを集めるのが趣味??な私は木造耐震診断ソフトだけでも正規ライセンスで7本も持っています。買えといわれると弱いし、いわれなくても買ってしまう・・・。というわけで色々な実験やレポートなども書くわけですが、「じゃあどう使い分けているのだ?」という質問も多くなったので(誰も知りたくないだろうけど)、紹介します。

 まず主力で利用するのがこのブログでもお馴染み「HOUSE-DOC」です。非常に使い勝手が良いということと、私の所属する部会・支部の標準ソフトということもあり一番利用します。立場上、このソフトのデータのチェックが9割を超えるので、自分が診断するよりもはるかに多くのデータを見てきています。実はデータのチェックが非常にしやすいという最大のメリットを持っているのでチェックにかかる時間が他のソフトに比べて非常に短くてすみます。部会でのチェックが多いメリットは計り知れません。このソフトと某ソフトを組み合わせるとAi分布も出来そうなのだが、エクセルにデータを落とせないので難しそう。このソフトのデータから精密診断法2(限耐)用のデータ作成も出来るのだが(帳票から手入力(涙))、手間が多くて挫折中。というわけで様々な活用法を考えているのですがなかなかうまくいきません。そういえばサンプルを新しいのにして欲しい・・・。
 次によく使うのが「診之助」。もう発売されていないと思いますが旧診断ソフトです。旧診断ソフトのなかでは入力がしやすく、新診断ソフトとの比較で利用します。また「振動アニメータ」が付属するので色々な地震波を選んで、どれくらいの地震でどういう影響が出るかをシュミレーションできるので便利です。早く続編を出して欲しいところ(まだ買うのか??)
 最近使うようになったのは、「ホームズ君耐震診断Pro」。他社が構造計算ソフトっぽいのに、このソフトは一般ソフトのようにやさしいユーザーインターフェイス。その上高機能。入力も複雑な形状でなければ楽に入力できますし、何よりも美しい振動アニメーションが秀逸です。N値計算ソフトとしても優秀で、最近は診断よりも新築のN値計算での利用が増えてしまっています。N値計算は別売ですが非常に優秀です。ホームズ君を持っている人は必携!
 でも自分で診断をじっくりやりたいときは隠れて?「安心精密診断2004」を起動します。衝動買いでドサクサにまぎれて購入。旧バージョンのユーザーとしては慣れたインターフェイス(慣れるまで時間がかかるゾ)。なぜか某有名ソフト(耐震ソフトではない)に似ている。完全に中身は構造計算ソフトなので、軸力なんかが気軽にだせて便利。軸力出せると梁サイズなどの検討も楽だし、金物の計算もN値計算法より正確に計算できる。基礎の設計用資料の作成も可能だ。構造計算できる人間には便利この上ない。またJWWと外変を組み合わせると非常に面白いことが出来ます。このソフトを利用してのワンランク上の診断活用法(基礎補強設計への活用、梁サイズ算定への活用他)の連載を企画中。しかしアンドウリドウすらないのは勘弁して欲しい・・・。
 旧診断ソフトを除き基本機能はどれも完成の域に達していますので、別に1本に絞って使っても良いと思います。2本、3本持っていても自慢にはなりません。ソフトよりも診断レベルを上げるほうが先決です。さあ努力しなければ・・・。

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