木造住宅の実大実験

 建築上の構造設計において、実物大の振動実験を行うのは並大抵のことではない。まず建築物の金額も半端じゃないし、その重さも半端じゃない。つまり実験を行うこと自体不可能な場合が多い。しかしここは地震大国。その威信をかけて振動実験が多数行われていることは実に喜ばしいことである。
 4月号の建築技術には「実大振動実験を木造住宅の構造設計に活かす」と題して、最近の実大実験の結果や考察が多数掲載されています。もちろん重量級のビルなどは不可能なのですが、一般住宅に関しては実に多くの実験が繰り返され、多くのデータが収集されていることが理解できると思います。
 内容を読みながら焼酎を飲み、いろいろ考えてみました。実大実験は確かに重要です。しかしそれでも実験に過ぎず実際の地震とは異なります。想定以上のことも起こるかもしれません。そうしたことを考えながら過剰に設計したりアピールする愚かさも嫌になります。ただ構造技術者である以上、実験結果を考察しながらより正しい解を求めようとする姿勢は必要だと感じています。
 実大実験も一度見てみたいと感じています。
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木造住宅の実大実験” への0件のコメント

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    昔、解体後一部柔らかいとこを発見し別途SSかけたら、浄化槽が埋まってました。
    その撤去と一部地盤改良で100万ほど。
    100万で安全が手に入ったわけですが、施主は不満顔。
    なんでそんなの見つけたのかと言わんばかり(--;
    まだまだ危機管理意識の希薄な日本です。

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    フランクロイドレフトさん こんばんわ。
    >昔、解体後一部柔らかいとこを発見し別途SSかけたら、浄化槽が埋まってました。
    >その撤去と一部地盤改良で100万ほど。
    >100万で安全が手に入ったわけですが、施主は不満顔。
    >なんでそんなの見つけたのかと言わんばかり(--;
    >まだまだ危機管理意識の希薄な日本です。
     本当は感謝されてもおかしくはないのに。違反をしても安く、大きな家を建てたい人が多いのが実情で、最近の建築環境を悪化させている要因でもありそうです。
     最近、余裕を持つ基礎を設計するために重めに建物を計算したら、なぜそうなるの?と2箇所の役所で尋ねられました。彼らは安全よりも根拠や理屈や自分の立場のほうが大事なようです。