実大振動実験は面白い

 近年、それまで難しかった木造住宅の実大振動実験が数多く行われるようになりました。全国に振動台が多くなったし、地震に対する国民の関心も増えていますので、メーカー,研究者ともに行う回数が増えるのも自然の流れ。我々、弱小設計事務所には縁がないことだが「いいなー」って見ているだけでなく、その結果から様々なことを学ぶ努力をしなければとは思っています。
 そのデータを見ていると、従来の静的解析の結果とそれほど異なることはなく「新発見だ!」ということもない。べらぼうなお金をかけて、今までの研究が正しかったことを実証しているのか??わからないですけど、構造屋としてはひとまず安心。また構造に対する考え方が変わってしまっては面倒ですから(何と怠惰な・・・)。今、注目しているのは、引き抜き対策の金物が現行法規ほど本当に必要なのか?と基準法の何割増し程度の耐震性が本来妥当なのか?です。知っての通り現行法規だと金物が非常に多くなって施工が面倒なだけでなく木材のためにも良くありません。また私の考えだときちんとした考えで設計さえしていれば(これが難しいのだが)建築基準法ぎりぎりでも耐震性はすこぶる高い、と思っているので、実際はどうなのか?知りたいところです(もちろん実際の設計では結構余裕を持って設計しています)。
 そのような疑問に最近の実験はだいぶ結論が出てきているような気がします。私も実験の結果を補完するために、独自でちょっとした実験をしようと準備中です。予算がないので失敗が許されないので小型模型で予測データを作成するためのモデルを試行錯誤で造っています(結構難しい・・・)。まー研究者じゃないから仕方ないか。今週は様々な方々と会う予定なのでいろいろ知恵を仕入れたいと思っています。
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