住宅基礎の設計で悩む

 木造住宅の基礎ってあまり注目を浴びることはありません。今回の偽造事件でも千葉の木造住宅の基礎で偽造があったことが報じられましたが、あまり注目を浴びていません。結構設計しているほうも上屋に比べてアバウトに計算していることが多く(2階建ての基礎は計算しない)、実態はどうなの?と思うこともあります。きちんと指針があって、たいていはきちんと施工されていて、以前のようにすぐにひび割れする基礎を見かけることは少なくなっています。鉄筋コンクリートの基礎は形はともかく、一般の木造住宅にとって必要十分なものになっているようです。
 「アバウト」と書きましたが、私の場合「アバウトにならざる得ない」というのが本音です。基礎の設計をする場合、空中(上の階)と違って地盤の問題が大きいからです。通常、住宅の場合スウェーデン式サウンディング試験なるもので地盤調査を行うのですが、結構アバウトです。地面に貫入する音で判断するので試験票に「じゃりじゃり」とか「ストン」とかいう音が記入されているので「原始的だなあ」と思うこともあります。またせいぜい5mあたりまでしか検査しないし、土の質など不確定要素もある(最近は調べてくれるところもある)ので、設計する方もギリギリの設計など怖くて出来ません。計算書を見て、「もっと大丈夫じゃない??」などと聞かれますが、私は聞く耳持ちません(・・・)。
 もっとも住宅レベルの基礎の設計だって、国が定めた基準自体がどうなのか?という根本的な疑問もあります。過去の経験則といっても多くのデータが得られたのは阪神淡路の地震くらいで、構造としては既に過去のものとなっています。現在の設計法での大地震での被害は「発生してみないとわからない」のが現状です。ですから省コストも大切なテーマですが、ある程度余裕を持たせたいです。といっても「諸条件」から厳しい場合も多いのですが・・・。
 私の住む府中市は地盤が結構良いところが多く安心です(南側は危ないところが・・・)。関東ローム層が分厚く存在し、その上の土も比較的良質です。そのかわり埋蔵文化財(遺跡)が多いので、発掘調査などになる場合があるのでヒヤヒヤです・・・。
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    私もぶっ倒れて年越しです。
    お互いからだが資本、来年もがんばりましょう