地震の建物への影響

 宮城県沖の今回の地震の感想で、「震度6弱なのに住宅の影響が少なかったので、テレビ等で騒がれている耐震補強などは必要ないんじゃない?」との意見が聞かれました。また「最新の建物が壊れるくらいの地震なのに住宅は大丈夫だったじゃない?」との意見も。震度とはある地点での地震の揺れの度合いを大きさで分類した物です。しかしながら同じ震度でも揺れ方が異なったりします。振動の周期が長いか短いか、縦揺れか横揺れか等。ですから同じ震度でも建物への影響や体感した揺れの感じは異なるのです。また地盤等の影響もあります。また建物の高さや工法によっても影響は変わってきます。
 今回の地震で怖いのは、大地震への恐怖が減ってしまったのではないか?ということです。通常、大きな地震があったら2,3日は、私の所にも耐震診断の相談等が必ずあるのですが、今回は無反応です。こちらも毎度のことなので準備はしていたのですが。しかし実際の大地震とはこのレベルではありません。阪神大震災や新潟県中越地震の最激震地の映像を見ると耐震性がある程度あると見られた建物でも大きな被害を受けています。ですから今回被害が少ないからといって安心してもいいと言うことではありません。
 
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