耐震リフォームの決定版?

 耐震補強の基本は地震に対して有効な壁を作ることです。しかし耐震リフォームの場合、既存部分がどうなっているのかわからないので、新築と違った工夫が必要です。今回はリフォーム向けのパッケージ商品である、ダイライトでおなじみの大建工業から昨年発売された「かべ大将(耐震壁)」を使ってみました。
 「かべ大将」は定評のあるダイライトを、3尺大壁仕様の耐力壁として施工する材料をパッケージ化した商品です。主材料のダイライトのクロス下地と、必要金物、受け材、ビス等が含まれていて、あとは必要工具があれば施工できる優れものです。国土交通大臣の認定もあり壁倍率も2.3倍と筋交いシングル(2倍)よりも強度があります。
 さて実際の施工なのですが、私は出来ないので大工さんが施工しました。土台と桁の状態によって金物がつけにくいのですが、付属の金物はビスで簡単に取り付けられ、強度的にも比較的余裕があるものでパッケージ商品の強みを感じます。受け材の取り付け金具もシンプルかつ取り付けやすいものです。受け材は合板を重ね合わせたもので強度的にはあるのかもしれませんが見た目が悪いです。まあ露出するものではないので関係ないのですが。この受け材を取り付けるには真柱や筋交いが邪魔になる場合があります。特に筋交いがダブルで入っている場合は取り付けができない場合があります。もっとも筋交いのダブルのほうが「壁大将」よりも耐力があるので、実際は取り付けないでしょう。真柱は切り欠きが必要です。もっとも大工さんでしたら作業的に難しいことはなく、既存壁を剥がした後、1時間くらいで取り付けは可能でしょう。ただ既存の状況によっては難しかったりするので事前に調査しましょう。
 もっとも入隅では他に必要な部材はありますし、真壁では利用不可能と使う場所を選ぶ商品でもあります。条件に合えば非常に効率的に耐力壁を作ることができるのでお勧めです。
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