3階建混構造住宅の構造設計講習会

に出てきました。「3階建混構造住宅の構造設計の手引き(以下手引き)」が全面改訂されたことによるものです。
 3階建混構造住宅というと何か特殊な住宅に見えますがそんなに特殊ではないです。例えば半分地下に駐車場が潜っていて、その上に2階建ての木造が載っている住宅も混構造です。新潟県中越地震で地震に強かったといわれていた高床式といわれた住宅も混構造です。というわけでそんなに特殊ではありません。
 しかしながら、一般の木造2階建ての住宅と異なり構造計算をしなければなりませんので設計の技術スキルは多少高くないとできません。構造設計の人間からしても1階部分の鉄筋コンクリート造の構造計算と2・3階の木造の構造計算を同時に行わねばならず手間がかかります。しかし、そのおかげで頑丈で合理的な建物ができるのですから高さと費用の条件さえあえば、今後お勧めしたい構造です。
 さて、講習会の内容は、
・改定のポイント
・本に沿って説明
・新潟県中越地震での混構造への被害状況
・計算事例解説
 でした。半日でしたが、非常にわかりやすい内容でした。もっとも素人(含む意匠設計を専門とする建築士)が聞いてわかる内容ではなく旧版の内容を理解できる人向けでした。本の内容はまとまりがなく、それほど詳細なわけでもないのですが、旧版に比べて読みやすくなっています。相変わらず誤植・訂正が多いのは閉口。期待していたほど改定点があったわけでもなく(我々は告示等の変更点は実務上に織り込んでいるので)、再学習といった感じになりました。少なくとも旧版が絶版になっていたので出版されてよかったです。
 当たり前の話ですが「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」に準じて書かれているので、この本の旧版の通称青本(3階建て木造住宅の構造設計と防火設計の手引き)で計算している人間には多少つらいかも?と思えます。私も普段は青本で計算することが多く(8割?)、そろそろ完全に新しいほうに切り替えようかと感じるようになりました。
 というわけで、現在精読中(仕事は?)。早くマスターしなければ・・・。
 
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