最近の地震関連のTV放送に思う

 先週、地震関連の報道が多かったです。言うまでもなく福岡付近で発生した地震関連でした。それとは異なる首都直下地震に関する報道も多かったのはご存じの通り。これは政府の中央防災会議の専門調査会等が首都直下地震の人的被害や経済的被害に関する予測を昨年末から最近までに立て続けに発表していたことによるものです。
 大地震がないと思われていた福岡で、大きな地震が発生したことからもわかるように、日本列島各地で大地震に見舞われる確率はあります。これは首都直下に限らずあります。ただ首都は人口も多く同レベルの地震が発生したときに被害が他の地域よりも大きくなるであろうことは素人でも予測できます。
 しかし最近のTVの地震特番を見ると、いかにもすぐ首都直下地震が発生しそうな勢いで放送しているし、やたら地震雲、電磁波や動物の地震予測を全面にだした報道をしているのが特に気になります。特に予測は風評を呼びパニックに陥る可能性もあるので、科学的根拠がしっかりしない間はあんまり報道してほしくないです。特に雲は見た目どうにでもとれるところがあるので、「あれは地震雲ですか」と町中で聞かれることもあって困惑しています。もちろん今後の研究で解明されていくとは思いますが、現段階では不安をあおるだけのように感じます。
 耐震診断を煽るのもどうかと感じています。ある特定の団体がいかにも一般的な診断を行っているように感じる特番もありました。またこうした報道によって悪徳業者が訪問等の方法でのセールスを増やす可能性もあります。
 危機感がないのはもっと問題なので、報道や特番自体を否定するつもりは毛頭ありません。本や雑誌と違って伝えられる内容を厳選しなければならないメディアだということも理解はしているつもりです。しかし最近の耐震診断の問い合わせがテレビを見て、というのが非常に多いことから放送内容をもう少し考慮していただけたら、と感じます。
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