耐震診断のお問い合わせが殺到

 しているそうです。ここ数日、かなりのテレビ放送、新聞報道で阪神大震災関連のニュースを流していますから。私のところにも数件電話がありました。これだけ報道されると心配するのも無理ありません。報道内容をチェックしているのですが、とてもチェックしきれません。ここ数日のビデオチェックは拷問並みです。
 一口に地震といっても、発生する可能性のある地震の強さの幅はかなり広いです。とてつもない大地震の場合、どんな備えがあっても無意味なようですし、震度5強レベルだと、大して耐震性が高くなくても大丈夫だったりします。また地盤の状態で被害状況は大幅に変わります。耐震診断する前に自分なりに想定地震を設定しておくほうが良いでしょう。極大地震に的を絞ると、とてつもない補強を強いられたりします(しかも効果がないかも)。
 私の想定地震は私の住んでいる地域(府中市北部)では最大震度6弱としています(勝手に!)。この地域は比較的地盤状態が良く、過去の地震のデータも少ないこと、プレート境界型地震のモデルケース(関東大震災、東海地震等)の震源から離れていて被害想定が低いことから、他の地域より甘めに想定しています。あくまで確率の問題です。このレベルに絞ると比較的効果的な補強が可能になります。もっとも同じ震度6弱でも、揺れ方は大分異なるので、完全に大丈夫とは言い切れませんけど。
 ちなみに木造住宅の設計では震度7で倒壊しないことを目標としています。つまり破損はするかもしれない、という状態です。破損すらしない住宅の設計は、間取りの問題や価格の問題から難しいのです。これは鉄筋コンクリート住宅でも鉄骨造住宅でも同じことがいえます。最近のマンションは阪神大震災の?倍の地震にも対応!などといっているものもありますが、本当に大丈夫か疑問が残ります。もし壊れると一戸建てよりもやっかいな問題が残るので怖いです(区分所有なので建て替えや補修等でもめる)。
 住宅の耐震性に興味をもつことは良いことだと思います。しかし様々な情報が錯綜しているので、よく整理し落ち着いて対応することが重要だと思います。
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