耐震と免震

 最近よく聞かれるのは免震と耐震の違い。言葉の定義はともかく耐震は地震の揺れに対して耐えることを指し、耐震性が優れるとは大きな地震がきても建物が倒れにくいことを意味します。免震とは建物に伝わる地震力を和らげ建物地震の揺れを少なくすることを指し、大きな地震がきても揺れにくいことを意味します。
 免震化のよい点は、建物自体の揺れが少なくなるので家具の転倒等の被害が減ることです。条件によって異なりますが免震住宅で揺れを半減でき、一般的な大地震(震度5~6)程度が震度4程度になるそうです(メーカー等によって異なる)。
 じゃあ免震住宅が良い!と考えるのが普通ですが、一般にコストが相当アップします。またメーカーによっては台風のような強風で揺れやすくなります。実際に免震住宅が作られ始めてから日が浅いので地震にたいする実際の効果や耐久性のデータが揃っていない、といった不安もあります。そこでコスト的に免震よりも安くあがる耐震性の優れた住宅を設計するわけです。多くの場合は。
 しかし設計の仕方で地震の揺れを少なくすることも可能です。同じ部材で同じ大工が作っても設計次第で揺れを少なくすることができるのです。それなのに現在の木造2階建は構造の専門家が設計することは稀で、従来の勘と経験と法令によって建てられているのは悲しい事実ですね。
 地震が起こってほしくないのですが、多くの耐震、免震住宅が本当に安全か検証するためには地震が発生するしかないというのは皮肉です。
 
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