JWWからDRA-CADへ乗換

無料のCADから有料のDRA-CADへステップアップ♪

JWWはいうまでもなくフリーで仕事に使えるCADとして幅広く利用されています。特に小規模の設計事務所ではかなりのシェアを持っています。
しかしながら、近年バージョンアップをしていません。そのため最近流行の流れについていっていません。個人で製作しているため、今後きちんとバージョンアップが続くかも不透明です。
そこで信頼できるメーカー製のCADを導入しようという動きが増えています。住宅設計の世界でも数十ライセンスを一括導入なんて話も出てきています。ただ住宅設計に向くCADは低価格帯ではほとんどなく、それなりの導入費用がかかってしまうのが実情です。またBIMへ一気に移行するというのも一案ですが、木造への対応度は低く、メリットも薄いので小規模事務所にとってはまだまだ時期尚早なイメージがあります。
私見を申し上げれば、VectorWorksなどは、JWWからの乗換に適しています。それなりのシェア、3Dも卒なくこなし、BIM化への道も開かれています。Win版とMac版が同梱され、インストール時に選択できるのも強みです。しかしながら建築設計に使うグレードのVectorworks Architectは2013年末現在、定価で362000円(税抜)もします。一台でも導入は難しいのに複数となると・・・と二の足を踏んでしまいます。また他CADとのデータ互換性があまり良くないのも懸念材料です。
他にも良いCADはありますが、ここではDRA-CADを例に紹介したいと思います。理由は、ただ単に「手元にあるから(・・・)」です。もちろん、なまあずショップで取り扱っているということもあります。ただし、なまあずショップの母体であるなまあず本舗設計室ではDRA-CADの正式採用は見送っていることから、ここでお勧めしているわけではありません。
DRA-CADのメリットとしては、日本の建築CADなので日本の建築環境になじんでいること、それなりに歴史があること、価格もそこそこ安価であることなどなどです。ただお金はかかります。CADは日常で一番よく使うツールですから相性もあります。慎重に選びたいものです。


乗換のメリット

CADデータの互換性が非常に高い!AutoCADやJWWとの親和性大

DRA-CADイコールCADの変換ツールと思っているユーザー(=私)も多いことから、DRA-CADが他のCADとの親和性を重視していることは確実です。毎回バージョンアップでAutoCADとの互換性は確実にアップしています。これを理由に導入するゼネコンなどもあります。そしてJWWとの互換性も高いのも特徴です。そのため、データやりとりで苦労することはありません。
そして一括でデータを変換するツールなども付属しています。この部分だけでも元が取れる!というユーザーもいます。 PDFやJPGなど画像データに変換することも簡単で図面をWordやexcelに貼り付けるのも簡単です。

建築法規関連の機能が多い!

不要な機能!といわれることも多いですが(なにせ構造屋さんが多いですからね。DRA-CADユーザー)。、3斜や日影、天空率など最低限しかないJWWから見れば、非常に多機能です。木造壁量計算や面積表、採光計算、ガラスの耐風圧計算、建坪率容積率計算、換気量計算など多岐にわたります(LEでは天空率・日影計算はできません)。もちろん3斜や日影、天空率も計算できます。日本で育った建築CADだからこそ充実しています。

作図関連・修正・チェック関連の機能が秀逸

JWWユーザーの私からすると、一番ありがたいのがこの機能でしょう。 オーバーレイ、ファイルをまたいだ串刺し編集、重ね合わせ比較、図面比較表示、連動表示など、これでもか!といわんばかりに充実しています。DRA-CAD12からは、JWWやDWGファイルも串刺し編集ができるようになります。検索や集計も充実しており、この部分はメリットとしてもっとアピールしてもいいと思います。

構造系に強い

構造計算ソフトを開発しているソフト会社のCADなので、構造屋さんがユーザーに多いです。DRA-CAD自体は普通の建築CADなのですが。ただ近年構造図を作るコマンドは非常に充実しています。木造の壁量計算のコマンドがあったり、鉄筋コンクリートの断面や配筋を書くコマンドがあったり、と充実しています。

BIMの補助ツール、図面作成に

大手ではBIM化の波が建築業界を被いつつあります。しかし詳細図などを書く場合は相変わらずCADが必要なのも事実。DRA-CADは自らをBIM化するのではなく、BIMデータ(IFCファイル)との柔軟な連携のための「Model Assist」機能を搭載。建物を構成する柱や梁などの要素を選択して、3Dモデルデータの変換やBIMの3Dモデルから平面図や立面図を作成して変換することが可能となります。

デザイン力が高い!

ユーザー間ではよく知られていますが、文字も含めデザインソフト並みの表現力を持ち、簡易DTPとして利用できる機能が搭載されています。そのためプレゼン資料なども簡単に作ることができます。実質モノクロオンリーだったJWWとは大幅に違います。カラフルな図面を作ったり、写真を取り込んだり、グラデーションを付けたり、非常に表現力があります。もっとも使う人の腕次第ですけどね・・・。


 

DRA-CADの導入

DRA-CADとDRA-CAD LEの違い

単純に二次元と三次元の違いです。JWWのように二次元しか使わない場合はLEで大丈夫です。しかしステップアップをしたい方は通常のDRA-CADを買いましょう。パースも含め使い方の幅が広がります。
ただ価格は倍くらい違います。DRA-CADは後から有償ですがLEから通常版にバージョンアップすることもできます。まずはLEで鍛えてから!というのも可能です。アソシエイトの会費もバージョンアップ費もLEのほうが安いので用途を考え選択しましょう。

主な違い

項目 通常版 LE
設計内容 2次元・3次元 2次元のみ
IFC(BIM)ファイルの読み込み ×
天空率計算 ×
日影計算・アニメーション ×
Google Earthに建物配置 ×
簡単住宅3次元 〇(32ビットのみ) ×
SketchUPデータ読み込み ×
アソシエイト年会費 36000+税 24000+税

バージョンアップ時期

DRA-CADのバージョンアップは、だいたい一年半周期で、毎年バージョンアップを行っていたわけではありません。しかし2013年末のDRA-CAD12は、11から約1年で発表となり間隔が短いです。その後も14まで約1年でバージョンアップしています。もちろん毎回バージョンアップする必要はありません。OSやパソコンの入れ替えなどを行うタイミング等で行うといいと思います。もし毎回バージョンアップを行い、その手続きが面倒という方は、下記に紹介する会員制度「DRA-CADアソシエイト」に入会しましょう。

買い方

各バージョンが発売されるときに、メーカーがキャンペーン価格で販売します。キャンペーン価格は代理店などでも適用されます。1割ほど安いので導入はキャンペーン時がいいと思います。発売から3ヶ月というパターンが多いです。

DRA-CADアソシエイト

DRA-CADを販売店が嫌いな一番の理由です(きっぱり)。おそらくこれが普及すると販売店にはバージョンアップのお客様がこなくなるからです。メー カー直で契約しますからね。DRA-CADアソシエイトは年会費制です。常に最新のDRA-CADを利用できるほか、会員特典として、会員しか使えない ツールが利用できたり、次期バージョンの機能を先行して利用できるなどお得感いっぱいです。もっともCADは毎回バージョンアップしない!という主義の方 は、おそらく金額的なメリットはありません。しかし買い忘れなども防げますしメリットもたくさんあるので、加入者が増えています(涙)。実際、結構便利な ツールもありますし、先行バージョンを使えるというのも魅力的ですから。ただ、あとからでも入ることは出来ますので、 使ってから考えるというのもアリです。もちろん年度更新なので、次年度から止めることも可能です。

 

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